- 2017-6-1
- 組織運営
弊社にはシステム開発のスペシャリストがいます。
システム開発技術があると、ホームページ制作の幅が各段に拡がるからです。
そんなことから、システム開発依頼が、時折舞い込みます。
弊社のシステム開発のスペシャリスト
弊社のスペシャリストは、物心がついた時からITへの溢れ出る興味が止まらず、仕事だから学んだわけではなく、
遊びの延長線上で知識を勝手に身に着け、それを仕事に活かしてきた人間です。
好きこそモノの上手なれ
彼が自分の人生を振り返り、よかったと思っていることのひとつが
「好きなことを仕事にできたこと」と公言しているのだから、本物だと思います。
私自身は自他共に認める「IT嫌い」の「IT音痴」なのに、システム部門に長く在籍した経歴の持ち主。
IT音痴にも関わらず、システム部門に長く在籍していたからこそ、
IT技術者としての向き不向きは、ITに対する「興味」で決まると断言できます。
彼はまさに、その「ITに対する興味」が尽きない人だとITオンチの私が見るからに思うのです。
弊社のシステム開発要件に対する「見積りが高くなる」理由
たまに舞い込む「システム開発」依頼。
多くの場合、「世間の相場より高い」という理由で商談は成立しません。
先に断っておきますが、法外な金額を吹っ掛けているわけではありません。
では、何故高くなるのか?
理由は大きく2つあるかと思います。
- 見積精度が高いから
- システム開発完了後の運用を見越しているから
① 見積もり精度が高いとは?
システム自体はとても単純なものであっても、様々な配慮が不可欠です。
これまで人間の手で行ってきた作業を、システムに置き換え自動化するということです。
それは「人間が臨機応変に対応していたこと」を、全て置き換えなければいけないということです。
臨機応変に対応する、ということは状況によって、無意識のうちに対応を少しずつ変えているということ。
この「臨機応変」の部分に関して、システム開発をご存知ない方は、詳しく表現することはありません。
例えば、
- 何等かの情報をインプットし、
- 他の様々な情報を合わせて
- 一枚の資料に成形し、
- 複数の宛先に対してメールで送付する
という作業をシステム化するとしましょう。単純にこの4ステップだけを考えればいいわけではないのです。
例えば
- システムを利用できる人を特定するためのユーザー管理と権限制御は必要なのか?
- もし、統合すべきデータが1件も存在しなかった場合はどうするのか?
反対に、統合すべきデータが想定以上に数多く存在していた場合はどうするのか? - 異常な情報インプットのエラー制御、同じ処理を複数実施した場合の重複制御は必要なのか?
- メール送信の際のアドレスエラー、接続エラーなど、様々なエラー検知の仕組みはどうするのか?
など、挙げればきりがありません。
これまでの経験と、日々のIT技術に関する情報収集に裏付けられた、抜け漏れのない仕組み提案を行います。
② システム開発完了後の運用を見越しているとは?
システムは作ってしまった以上、日々の運用が不可欠です。
トラブルはあってはいけませんが、100%トラブルなしの保証は難しいものです。
IT技術の進展は目まぐるしく、出来上がったシステムは、未来永劫使い続けられるものでは決してありません。
だからこそ、構築完了後の今後のメンテナンスが重要です。
維持運用が難しいシステムは、不便さと、その後の経費増を招きかねません。
とりあえず出来上がったらいい、なんてことはないのです。今後起こりうる様々な事象を想定し、「メンテナンス性の高い」システム構築が必要です。
- 有事の際、すぐに復旧しなければならないし、
- スムーズに新しい技術に対応しなければ、セキュリティーの脅威も招きます。
「使いやすい」というのは、素人にも分かる見た目の操作性だけではなく、「信頼性」「可用性」が不可欠です。
他にも挙げればきりがない。もっともっと言いたいことがある、と彼は言うでしょう。
ここで言いたいことは
「便利で使いやすく、安定的に安心して使ってもらえるシステムを作りたい」という彼の思いが終結した結果、
どうしても、世間の相場より高くなってしまうということなんです。
世間と同じ相場を求めないでください
世間の中小規模のシステム会社全てを相手に
- 「品質が悪い」
- 「経験が浅い」
- 「抜け漏れが多い」
と、言ってるわけではないんです。
システム開発には「相応の知識」と「相応の経験」が必要であり、「それらに基づく想像力」が求められます。
そして、「知識」「経験」「想像力」があると、システム開発を安請け合いすることは難しくなるのです。
- 色んなことが見えているのに、
- 見えないふりは出来ません。
そして、安請け合いするということは
- お客様に「使いにくい」「思うように動かない」などの迷惑をかけることになるか
- お客様の思い通りになるまで、弊社が倒産覚悟でお付き合いするか
の二者択一を迫られることになるのです。
決して言い過ぎではないと思っています。
「高い」には、「高い」なりの理由があるんです。
そして、やっぱり「安い」には「安い」なりの理由があるんです。
そういう誠意ある会社、探してた!!という方、いつでもご相談に乗ります♪