- 2018-10-11
- WEB集客
WEBって言うだけで、そこには何か魔法が存在すると思っている人がいます。
WEBマーケティング、となると、完全なる魔法だと思っている人もいます。
もし、それが魔法だったら、お金さえ出せば、誰でも儲けることができる、そう言うロジックも成り立つはずです。
でも、現実はそんなに甘いわけがありません。
WEBマーケティングって、実はとても「泥臭く」やるものなのです。
綺麗にさらっとスマートにやろうなんて、甚だ御門違い。
地道な実店舗でのマーケティングと同じなのです。
え?地道な実店舗でのマーケティングってどんなこと?
一体、マーケティングとは何なのでしょうか
「マーケティングとは」でググると、ウィキペディアなどでは
マーケティングとは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念であり、また、顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組、プロセスを指す。
などと説明があります。
これを読んで、ちょっと「あれ?」と感じる人も多いのではと思います。
なぜなら、この説明ですと、商品、サービスを作ることから始っているからです。
そして、それは間違いでもなんでもなく、それが正解なのです。
逆に、顧客が真に求めないもの=売れないものでは、いくらマーケティングを行っても期待する効果は得られない、ということと言えます。
マーケティングというと、一般には、商品サービスの情報を消費者に届け、購入したり、サービスを利用したりしてもらう、販売促進業務であると認識されていることが多いです。
しかし、本当に、自社の商品、サービスを顧客に「喜んで」使ってもらおうと思っているとしたら、その商品、サービスがどれくらい顧客に利益や効果をもたらすか?ということが非常に重要です。
購入するときは喜んで購入したとしても、実際に商品、サービスを使用したり利用したりした後に、クレームに発展するようなことが頻繁に発生するのでは、そのマーケティングは成り立っていない、ということなのです。
要するに、商品、サービスにこだわりのないものは、売れるはずがない、また、売れても、単に一過性のものでしかない、ということです。
この時点から、既に泥臭いマーケティングが始まっています。
WEBマーケティングは、通常のマーケティングをWEB上で行う、というだけのこと。
WEBショップも持っていて、実店舗もあります、という方は、通常のマーケティングも行う必要があります。
一方でWEBマーケティングだけで成り立つ商売もあります。
ただし、ここでは一旦、商品、サービスを作ること、また、WEBマーケティングと通常のマーケティングの違い、などは放置して、一般に認知されている(であろう)WEBマーケティングの部分のみお話ししたいと思います。
仮に「マーケティング=商品、サービスを売ること」と定義するならば
人通りの多い実店舗に商品を並べ通りを通行するお客様に商品を見てもらい購入してもらう、これも一つのマーケティングです。
取り立てて言うならば、
・人通りの多い実店舗に商品を並べる、
・通行するお客様に声をかけて商品を見てもらう
などがマーケティングという行動の一つだというとらえ方でもよいでしょう。
でも、これだけしかしていないと
「よっぽど放置していても売れる逸材」であったり
「ついうっかり買ってしまう様な商品」
でないとそのうち店をたたまざるを得ない状況に陥るのは目に見えていますね。
では、通行人以外にも、わざわざお店に来てもらって、または、来店しなくても、商品を購入してもらうために他に何ができるのか?
いわゆる、一般に認知されているマーケティングはここからだと思われます。
そして、WEBマーケティングもこの手法の一つとなります。
この実店舗が他に何をするかの一つにWEBマーケティングを入れることも十分に考えられるのです。
本題はここからです。
WEBマーケティングは「泥臭く」やるもの。
WEBマーケティングってどんなことをするの?
WEBマーケティングでやることは単純です。
利用するツールも限られてきます。
最初からは小難しいことをする必要はありません。
要は、商品の情報をWEB上で発信し、その結果のデータを確認しながら消費者との接触を増やし、成約率を上げていくだけです。
考え方としてはとてもシンプルです。
ただし、文章で書くとこれだけですが、実際に人が動いてやるべきことは多いのです。
それは実店舗でのマーケティングと何ら変わりません。
もしも、手法のひとつだけを取り上げて、WEBの方が「泥臭く」無い、というとすると、実店舗では「必須」だと考えられている、チラシの配布やポスティング、折り込み広告などは、人為的に人が足で歩いてやる必要はない、ということくらいでしょうか。
それでも、足で歩く必要は無くとも、それと同じことを手を動かしてパソコン(WEB)上で行う必要があるのです。
そして、足で歩く代わりに、パソコンで何をするかというと「WEB上に広告を出す」ということになります。
ただし、その広告は、無数にあります。
有名で当社でも取り扱っている広告は、Google広告(旧:Googleアドワーズ)とYahooリスティング広告。
いわゆるPPC広告(ペイ・パー・クリック広告)です。
広告を出しているだけだと課金されません。無料で広告をGoogleやYAHOOの検索結果画面に表示することができます。
その広告をクリックした瞬間に、広告主は広告料を支払うことになります。
どんなキーワードで検索されたときに「その広告」を表示させるか?
どんなキーワードで検索さえたときに「その広告」をどんな広告文章で表示させるか?
「その広告」がクリックされたときに、どんなページを表示させるか?
これらは、すべて自分で決めなくてはなりません。
もちろん、当社の様な会社や、WEBマーケティングコンサルティング、PPC広告運用代行会社などに相談すると、そういったことも考えて提案してくれる会社もたくさんあります。
ただし、その提案を鵜呑みにするのは、危険です。
大切なのは、その提案をしてくれる業者が、自社の商品、サービスのことをどれくらい知っているか?を認識しておくことです。
私たちはホームページを作っています。
ホームページも、その会社の商品、サービスをよく理解せずに作ると、ロクなものが出来上がりません。
見た目が良くても、実際の成約であったり、期待する効果が上がらないホームページは世の中に無数にあります。
もちろん、作っただけで放置していると、中身のあるしっかりしたホームページでも期待する効果は得られません。
ホームページで本当に期待する効果を得ようと思うならば、内容と運用(私たちは「活用する」と言っています)が最も大事なのです。
このブログの冒頭に記載した「マーケティングとは」の説明の中の「商品、サービスの情報を届け」の部分にあたります。
WEB上では、先述の広告と、商品、サービスの情報発信がメインのマーケティング手法と言えます。
実店舗でやるところの「チラシ配布」「ポスティング」「折り込み広告」などと同じだとお考え下さい。
チラシ配布も闇雲に戦略なく配布しても、大した効果が得られません。
紙や、時間や、人件費が無駄になるだけです。
WEB広告も同じです。
広告運用担当の人件費、外注費、広告費用が無駄になるだけです。
しかも、広告の運用方法をしっかり理解していなければ、広告費が無駄にダダ流れになるだけです。
どこが「泥臭い」のか
広告を貼る、情報を発信する。
それだけをただやるにはそんなに泥臭くないかもしれません。
マーケティングには効果検証がつきものです。
効果の出ないマーケティングをしつこく続けても単なる無駄にしかなりません。
効果が出なければ出なかったという結果を実績として持ち、理解し、今後のマーケティング活動に生かすことが大切なのです。
また、効果が出たら出たで、なぜその効果がでたのか?
その理由も必要です。
これらの結果は、すべてマーケティング経験値として自社に蓄積される必要もあります。
その実績と経験を元に、次の手を打ち、新たな戦略を立て、新たな価値を顧客に提供し続け発展していく。
理想のマーケティングを展開すれば、そういった未来につながるわけです。
「泥臭い」のはこの効果検証するためのデータを取り、データを分析し、どの数値や結果をどこにどう生かすのか?をログを取りながら進めていくところです。
最初からややこしいことをする必要は無いし、難しいログを取る必要はありません。
マーケティングというのは、すべてを完璧にしながら始めると、すぐに断念しがちです。
やれるところから徐々に精度を上げていくのがお勧めです。
広告を1件1件、どの広告の反響が良いのか、どの広告の何がいけないのか、どのキーワードが良いのか?などもアクセス解析を元に地道に検証しながら進めていくことが大切で、ここも「泥臭い」ことの一つであります。
WEBマーケティング、というと、とてもかっこよい感じに聞こえるかもしれませんし、パソコンに向かって「パチパチパチパチ」しているだけで、「がっぽり儲かっている」という妄想を抱かれることも多いかもしれません。
私も外出先でパソコンを開いて「パチパチパチパチ」やっていると、めっちゃ稼いでいる人のように思われているかもしれません。※まぁ、最近ではカフェでパソコンを開いている人がむっちゃ多くなったんで、あんまりそうは思われないかもしれませんが(*^□^)
でも、実際は、それだけで儲からないし、マーケティングなんて結果を出せてなんぼだし、当社のお客様の結果は、お客様のご協力もあっての結果ですから、私が儲からない=お客様も儲からない、私が儲かる=お客様も儲かる、そういう仕組みになっています。
あ。いや、ちゃんと対等にお付き合いさせていただいているお客様については、ということですよ。あくまで。
当社のできることは、「活用支援サービス」の詳細をご覧いただけると幸いです。