- 2021-10-14
- HP制作と運用
ホームページの新規制作、リニューアル、
失敗しないホームページ制作会社の選び方
この記事の著者:株式会社バーブワイヤー 代表取締役 長澤綾(ながさわあや ※旧姓:志智)
大阪府吹田市「江坂」のWEB制作会社代表。会社は創業26年目、WEB業界の黎明期を業界と共に、試行錯誤を繰り返しながら歩んできた。現在も、まだまだ、様々なことを模索しながら、業界内の法整備を試みている。
「とりあえず、制作実績を見て、イメージに合う会社に問合せしてみるかー」
「でも、WEBで制作会社を探しても費用感がわからないのはなんで?」
「うちらの業界のサイトを作った実績のある会社をピックアップしたほうがいいよね」
「できれば、安いほうがいいよね」
社内で突然発生した、自社のWEBサイトのリニューアルプロジェクト。
WEB担当者がいる会社も、いない会社も、いずれにしても、担当者が決定されます。
だいたいは、一人 (;^_^A
そして、だいたいは、通常の業務との兼務。
そして、だいたいは、誰にも相談できない。
まぁ、上司に聞いても、知ったこっちゃない。
「今のホームページは、社長の友達とかいう人が作ったからな―。さすがにその人にはもう、頼めないし。」
「かといって、うちの業種は、WEB制作会社を紹介してもらいたくなるようなホームページを持っているライバル会社もないし。」
「ホームページって何を考えて作ればいいのか、わからないよな」
「会社概要、的なことでいいならそんなに費用もかからないんじゃないですかね~」
「え?それやったら、君でも作れる?」
なーーーんんて、突然、自分に降りかかる悪夢。
これは、よくあることで、「ひとりシステム担当者」というSNSハッシュタグも存在するくらい、中小零細企業内の「ひとりシステム担当者」は多い。
そして、悲しいことにその人たちは、会社がホームページをどうにかする、となったら、必ず、それは「ひとりシステム担当者」の役割であると、経営者、役員を含む全社員にそう思われている。
でも・・・・・・
システムと、ホームページって、実は月とスッポン、なんですよねぇ~((´∀`*))
まぁ、ひとりシステム担当者でなくとも、
ちょっとWEBに詳しい。
ちょっとSNSが得意。
ちょっと自分でブログを書いたりしている。
ちょっとパソコンを触るのが好き。
ちょっとしたパソコン不具合は、治してあげちゃう。
そんな便利な、お人よしさんが、だいたい会社の公式ホームページの立ち上げ時やリニューアル時に餌食になっています。
かと言って、WEB担当に任命されたら、それを素直に「無理なんです。」と論理的思考で、
――――――――――――――――――――――――――
「だって、君、パソコン触るの大好き、って言うてたやん
何でもできるって(*^□^)」
――――――――――――――――――――――――――
と頭ごなしに、
パソコンを触れる=ホームページ作れる、
って思っている上司を論破できない、それもまた、悲しい事実、なんですね。
そんな人を何人も私は見てきました。
そんな時、役に立つのが、ホームページ制作会社であるべきなのです。
本当は、そうなんです。
でも、そうじゃない会社や担当者も多いのは事実。
すべての制作会社が「役に立ち」「頼りになるか」というと、そうではありません。
しかし、すべてのホームページ制作会社が、「役に立ち」「頼りになる」技術をそれなりに持っているのはこれも、また事実。
そういった「役に立ち」「頼りになる」技術を持っているWEB制作会社さんと、
「うまく付き合い」
「協力していただき」
「良いサイトを作って」
「ちゃんとしたホームページを作り」
「成果をあげる運用をすることで」
初めて、あなたの会社のあなたの上司は、ホームページの運用を担当しているあなたを評価してくれるのです。
こう考えると、ちゃんとパートナーシップを取って連携して仲の良い同僚の様に、あなたの立場、仕事、会社の将来を考えてくれる制作会社を探したいと思いませんか。
ここ、絶対に手を抜いてはいけないところです。
制作会社にとって、ホームページを作る、WEB制作を承る、というのは、実は、そういうことなのです。
お客様の会社の担当者さんが会社で評価されること。
これが一つの目的でもあるわけです。
だからこそ、ホームページ制作会社は、ただの外注先、とか、ただの出入り業者、とかそういうことでなく、しっかりと自社の望みを叶えて、上司や、社長、また、同僚からも、お客様からも評価をもらい成果を上げられるホームページを納品して、更に運用もサポートもしてくれる、長く付き合える頼りになる制作会社を見極める必要があるのです。
ということで、
こんにちは!!
突然ですが、私は、WEB制作会社の社長でありながら、20年以上、ホームページ制作会社で経営と営業とディレクションを担当している「志智綾(しちあや)」と申します(*^^)
だから、私の会社に発注しましょう、とか、そんなことを言うつもりはありません。
わが社でも制作リソースが不足するときに、外部の制作会社やフリーランスの方に外注先さんとして制作をお願いすることがあります。
基本的には外注先はだいたい決まったところがありますが、時にはそのリソースさえ不足する場合があり、急遽、新規取引できる外注先を探す必要が出てきたりするのです。
新規で取引をする外注先を選ぶのは、私たち同業者でも、本当に難しいです。
そこで、この記事では、「失敗しないホームページ制作会社の選び方」について、まず、以下のことを十分理解する、ということからお伝えしたいと思います。
まず、ホームページ制作を失敗しないための第一歩として、具体的に
●どんな制作会社を選択すればいいのか?
●発注者側はどんな依頼者(お客さん)であればいいのか?
これらについて掘り下げていきたいと思います。
今回の記事では、 したいと思います。
また、次回の記事では、「ここまでやれば失敗しない」
お客さん側の準備について、深く掘り下げて説明をします。
そして最後に、「だから、 」という選び方をわかりやすく簡潔にまとめています。
それでは、
ということを念頭においていただき、ぜひ、失敗しないホームページ作り、を成功させていただきたいと、心の底から思っております。
私がこの記事を、わざわざ書いているのは、自社の宣伝のためですが、どの業者を選んでも、もしプロジェクトが成功しなかったら、 、ということを理解していただき、間違っていただきたくない、と心から思っているからです。
また、私が他人事ながらそこまで思うのには理由があります。
過去に、選択を失敗して金銭的に結構ひどい目にあっている企業さんをたくさん見てきたからです。
◆ホームページやその成果が思ったものでなくとも、
◆言った(はずの)ことを実現してもらえなくても、
◆期待を上回るものでなくても、
◆期待値に全く届かなかったとしても、
実は、すべてそれらは、「あなたのホームページ制作会社選びの間違い」でしかないのです。
なぜなら、発注側(お客様側)のあなたは、成果物にお金を払っていると考えていますよね?
しかし、ホームページというものは、契約締結後から制作を開始し、様々なやり取りをしながら、ホームページを作り上げていき最終的に契約締結から数か月後に成果物が納品されるのです。
そして、現在の常識では、こういったお仕事は、お仕事をしてもらった時間に対してお金を払わなければならない。
と、そういうルールになっているのです。
まず、ここで発注側と、請け負う側に、大きな「ずれ」が生じています。
ホームページというのは、最初から形がないのです。
契約が始まってから、初めて、成果物が形作られはじめます。
だから、制作会社との契約に至るまでの打ち合わせはとても大切。
不明なことはできるだけ納得いくように説明してもらい、相手が信頼に当たる相手だと納得し、更に、WEBのことであればなんでも相談ができると感じられるくらいまで、打ち合わせを行うべきだと考えています。
そうすることで、この大きなずれを払拭し、あなたの会社のホームページがどうあるべきであるか、あなたと二人三脚で悩み考えて制作を進めてくれるパートナーとなるべき制作会社との長いお付き合いをスタートできるのです。
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第一章「なぜ、制作会社選びを失敗するのか?」
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目次
① 制作費用(予算)で選んではいけない
② 制作会社はホワイト企業を選ぶべき
③ いきなりデザイン作成から着手する制作会社は危険
④ 以下の手順を踏めない(踏まない)制作会社は要注意
⑤ 会社の経営(営業)目標を理解して制作を進める制作会社
⑥ 最後に、私たちもできていないことを実現する理想の制作会社像
前述の前置きでは、制作会社を選ぶために、相手がどこまで親身になってくれるかをしっかり打ち合わせして見極めるべきだと書きました。
しかしながら、制作会社にしてみれば、契約になるかならないかわからない相手に対して、契約に至るまでの時間はできれば最小限に抑えたい、というのが本音です。
かといって、発注側(あなた)は、たいした提案もしてくれない相手と、仮に思っていた予算より安価だったとしても簡単に発注してはいけません。
費用が安いには安い理由があります。なぜ、安いのかは確認した上で、納得のいく説明が無ければ、むやみに安いことは、とても考えものなのです。
まず、理解しておかなければならないのは、
ホームページの制作というのは、人がホームページを制作するために手を動かしている「時間」に対してお金が発生します。
聞いたことのある方もおられるかもしれませんが、「工数」と言われるものです。
ホームページのどの部分の何を作るのに、だいたいどれくらいの時間がかかるか?
を想定してホームページ制作の見積もりは作成されています。
単純に考えると、費用が安いということは、単純に時間が削られていることで安くなっていると考えられます。これは、外部(お客様側)からは見えないところです。
なので、相見積もりを取ってみて、安いなー、と感じる場合は、安い理由をしっかり聞き、明確で納得のいく答えを得ることが必要です。
例えば、弊社の制作費用は相場から考えるとすごく安くはないですが、そんなに高くもないと思っています。しかし、制作案件で利益がきちっと出せることは、そう多くないです。
経営視点で考えると本来はもっと費用が高い必要があるのでしょうけれども、恐らく、現在以上の金額となってくると弊社の現状の体制ではなかなか受注に至らず、会社として体力が持たない、という現実的な問題があります。
しかし、弊社が強いのは、お客様のサイトの運用です。
運用で利益が出せれば、制作案件で必ず利益が出ている必要はないと、現段階では考えています。
運用については、優秀なシステムエンジニアの存在が陰で会社を支えています。
ですから、一般的に、私たちくらいの規模の会社が作り得ない運用の仕組みを整えていることで、更新作業などを承るサービスや、メールアカウントの管理、サーバーサイドの対応(データのバックアップや、セキュリティ、サイトの監視対応など)なども含め、滞りなく低価格で運用することができるのです。
運用で利益が出せる、といっても、決して高額ではありません。
》
こういったように、なんらかの形で、制作費用が安い理由が説明できる会社を選んでほしいのです。
ただ単に、3社から相見積もりを取って、真ん中を選ぶ、というような安易な選択だけは避けていただきたいものです。
私は、これまで、常々、わが社のお客様のWEBサイトを制作してくれる人を探し続けてきました。
従業員として、あるいは、外注さんとして、です。
WEB業界はとてもブラックな業界でした。
最近は、少し払拭されているかもしれません。
我が社は、私に乳がんが見つかって手術した後から、完全にブラックを脱しました。
とにかく終業時間が来たら、社長が従業員に早く帰りなさいよー。
無理をしたらあかんよー。
明日にしたらいいよー。
と言います。
お金ができたら、終業時間10分前には、パシャっとすべてのパソコンの電源が落ちる仕組みを導入しようと、真剣に思っています。
もちろんそれまでも従業員を苦しめるつもりは、まったくありませんでした。
本人たちも納得して仕事をしてくれていて、不平を訴える人は誰もいませんでした。
更に、この業界の人たちの多くは、基本的に夜に仕事をするのが好きです。
落ち着くし、集中できるから、というのがその大きな理由のようです。
でも、それは、身体的にも精神衛生上にも、よくありません。
従業員の健康管理は、会社にとってもとても大切なことです。
働く人が倒れては、会社は成り立ちません。
働く人が常に不調では、会社として良い仕事をすることはできません。
会社として従業員の心身の健康は利益と同じくらい重要視するべきものです。
わが社がブラックだったとは思っていませんが、実は、私は自分が乳がんを患ったことで、健康でなければ、仕事をする意味がないと、自らの心身をもって痛感しました。
お蔭さまで、乳がんは、ものすごく初期の状態で見つかり、抗がん剤治療も必要ない状態で手術を終えました。
現在も薬を服用していますが、何ら不自由のない生活を送ることができています。
そして、そのことがあったおかげで私の考えも180度、変化しました。
会社としてしっかり利益を出して、あらゆる意味で健全な経営をしていくためにも、健康であることは必須であると。
私が健康でなければならない。
そして、当然のことながら会社のお仕事を担っていただく従業員も健康でなければならない。
それは、従業員さんのご家族の健康にもかかわります。
仕事をする環境、心身の健康。
それらは、人間にとって、とても大切なものだと気づかせてもらいました。
そんなわけで、今、弊社は、完全なホワイト企業となったわけです。
弊社では基本的に誰も残業をする人はいません。
残業を強いるような要求をしてこられるお客様には、従業員さんの残業代を別途、請求させていただく旨、きちんとお伝えさせていただいております。
制作会社の選び方のひとつには、「ホワイト企業である」という条件が必要だと考えています。
御社がブラックだったら、ブラックの方があるいは良いかもしれないですが、
ブラック企業がブラック企業であることについて、誰か、喜ぶ人が実際、いるのでしょうか?
このことは賛否両論、別れるかと思いますが、私はそう考えています。
無茶な仕事の仕方を続けていては、
・いずれ誰かが病気になったり、
・出社できなくなったり、
・問題が発生して、一人ずついなくなる、
・また、新しい人がきて、でもまた、いなくなる。
そんなことの繰り返しです。
しかも、恐らく、あなたが望んでいるのは、「クリエイティブな想像力を発揮して制作作業をしてくれるWEBデザイナーさん」だったり、「WEBクリエイターさん」、「WEBエンジニアさん」、であるはずなのです。そんなクリエイティブな職業の人が、ブラック企業で不本意に働かされていたとして、果たして本当に本来その人の持つ能力を十分に発揮できると思うでしょうか?
そんなこと、超人でもなければあり得ない。
そして、それは非常にもったいない。
WEBデザイナーも、
WEBエンジニアも、
WEBクリエイターも、
WEBディレクターも、
一人システム担当者も。
技術者はみな、とても貴重な存在です。
そうでない人にはできないことをできる人たちです。
そんな貴重な能力を持った人に、ブラックな働き方を無理強いしている会社が、心底お客様のことを真剣に考え、悩み、答えを導き出すことができるのかどうか、甚だ疑問なわけです。
お気づきかもしれませんが、実は、ホームページ制作というのは、とても参入障壁の低い業界なのです。
この業界は、フォトショップや、イラストレーターなどのソフトを触って、絵を描くのが得意だったり、何かのチラシデザインを作ったりするのが得意だったりすると、それだけで「WEBデザイナーです。」と名乗っても、誰も文句が言えないのです。
なぜなら、WEBデザイナーってこういう資格を持っている人、というような、法的に決められた資格がないからです。
上記にあげたWEBデザイナー以外の職業も同じです。
民間資格はあっても、「これが無いと名乗ってはいけない」という決まった資格はありません。
これを持っていればみんなが認める、完璧なものが出来上がる。
そういう資格がないのです。
ですから、「私できます」と言ったら、作れるものがどんなものであれ関係ないのです。
成果物がどんなものであっても、一応、形づくれたら、「できる」と言っていいわけです。
そういう業界なのですね。今はまだ。
そして、この「成果物」こそ、あなたが発注者として、コントロールしなければならないものなのです。
なぜなら、あなた(あなたの会社)は、お金を出す側であり、絶対にその結果で失敗したくないからです。
もちろん、請け負った業者さんも、どんな制作会社さんでも、最初から失敗しようとは思っていません。
多くの会社、担当者は、良いものを作ろうと思っています。
でも、出来ない時はできないのです。
技術があっても、出来ないものはできないのです。
それは「良いもの」とは何か?の擦り合わせもできていなければ、実はどちら側も正解を知らない、からです。ホームページとして「良いもの」…良いホームページって、どういうホームページ、なのでしょうか?
それは、次の項目④のステップを踏むことで正解にたどり着けるのです。
ホームページを作り上げるには必要なステップがあります。
決して、いきなりデザインから着手しようとする制作会社に依頼するのはお勧めしません。
ホームページを作るにあたって、まず、必要なのは、以下の制作手順1.です。
制作手順 1. 企画・設計~素材準備
・ホームページを立ち上げる(リニューアルする)目的を考える 【企画】
・ターゲット(サイトを見る人のタイプ)を想定する 【企画】
・ユーザー(サイトを見る人)の導線がしっかり考えられたサイト構成を作る 【設計】
・ホームページに掲載する原稿(書く内容、テキスト)を作成する 【素材収集】
・サイト内に使用する画像(写真やイラストや図面など)を準備する 【素材収集】
多くの制作会社は、まず、どんなホームページを作りましょう?
デザインは?
ロゴは?
イメージカラーは?
と、そういった見た目のところからスタートします。
わかりやすいからですね。
ところが、上記の制作手順1.を無視して、いきなり見た目から入るとどうしても後から辻褄が合わなくなってきます。
例えば、上記、制作手順1.の4番目「ホームページに掲載する原稿」、これは特に大切です。
これが無ければ、どれくらいのページ数のホームページを作ればいいのかがわかりません。
原稿のボリュームもわからない状態では、メニューの配置を決定するレイアウトでさえ作成することができないのです。
仮に、原稿のボリュームがわからない状態で、レイアウトやデザインを作成したとしても、後に原稿が確定してきたときに、思っていた原稿料より少なかったり、多かったりすることで、メニューの量、個数がかわるり、レイアウトを無理矢理入れ替えたりする必要が出てきます。
そうなると、元々ふわっとしか考えられていなかったユーザーの導線が、ますますわかりにくくなり、とても使いにくい、見づらいホームページとなるのです。
ですから、まずは、制作手順1.から導入する制作会社を探したいですね。
きちんと、企画~設計ができる制作会社です。
そして、それらが固まってきて、やっと、以下の制作手順2.に移ります。
制作手順 2. レイアウト興し~デザイン着手
・決定したサイト構成に従ったレイアウトを作成
・想定したターゲット目線で考えたデザインを作成
冷静に考えてみれば、わかりますよね。
制作手順1.を飛ばして、一体、誰目線でデザインを含め、会社のホームページを作るというのでしょうか。
そして、できれば、これらの手順をどちらかに任せっぱなしではなく、二人三脚でこの手順に則って、制作を進めていけるようリードしてくれる制作会社だったら理想だと思っています。
先述の制作手順の中で、「ホームページに掲載する原稿を作成する」というのがとても大切であることをお伝えしましたが、原稿を作成したり、ターゲットを想定するにあたっては、会社としての経営戦略あるいは営業戦略が必要となってきます。
ここでは深く述べませんが、ホームページは基本的に、広告宣伝ツールです。
広告宣伝は、広報であったり、マーケティングであったり、何らかの戦略をもって進めないと、本当に意味のない広告費を無駄に使うことになります。
先述のターゲット想定の際には、確認すべきこと、考えておくべきこと、調査すべきことなどが多々あります。
多くの企業は、だいたいのターゲットは理解できていると思っていますが、実は勘違いであることが非常に多いです。ホームページを作成する際は、敢えて、会社全体で再検討、再確認しておく必要があります。
また、ホームページを作る上での目標設定のために、再確認事項として、以下のようなことも必要です。
・業界内での、自社の立ち位置はどういったところか?
・自社で持っているサービス商品の売上比率はどうなっているのか?
・なにが一番売りたいのか?
・それを売ることで嬉しいことは何か?
・それを売ることで困ることは何か?
・また、それはなぜそうなのか?
など、ターゲット想定を間違えないために、細かく突っ込む必要があります。
それらが、明確になっていることで、「良いホームページ」の正解にたどり着くことができます。
これはコンサルティングの範疇だと考えられていますが、できることなら制作会社がこういった事を理解できるのが望ましいと思っています。
逆でもいいですね。
コンサルティング会社がホームページの制作も請け負える。
でも必要以上に高額になる可能性も否めません。
ホームページは、経営、営業に直結しています。
それくらい会社の大黒柱なのです。
なぜなら、インターネットを通して世界中に御社のことを紹介している広告塔なのですから。
そして、会社は常に動いているものですから、一旦、ホームページが出来上がってからもどんどん、会社の動きとともにホームページは変化していく必要があります。
基本的に会社の動きと連動です。
大きな企業であればそんなに変化は起こらないかもしれませんが、中小零細企業、また、起業したての会社などは、しょっちゅう変化があるのです。
でも、ホームページの内容が、何も変わっていない。
それはおかしいですね。
ホームページが御社の広告塔なのだったら、新製品が出たらその紹介をしなければならないし、お客様に対するサービスで変化や、追加などがあったら、紹介しておくべきです。
たいていのホームページには「お知らせ」という項目が掲載されていますが、これが、
「ホームページをリニューアルしました」
などの内容しか掲載が無い、とか、
最新の情報が何年も前のままだったら、掲載しない方がいいくらいのことですね。
そうは思っても、なかなかそのままになってしまう。
それではだめです。
そんな問題や悩み事も相談できる制作会社を選びましょう。
ホームページを作成するときは、ある程度の年数(3年~5年)くらいを目途に作成し、マイナーチェンジを繰り返しながら改廃(これは、私見では2~3か月に1回程度)し、3年~5年を目途に、リニューアルを考えるのが平均的にうまくいくし、予算も無駄にすることはないと考えます。
そして、この「予算」を無駄にしないために、ざっくりとでも経営計画のようなものが必要だと考えています。
ホームページの制作費は、基本的に「広告宣伝費」となります。
※一部システム開発費として計上する場合もあります。
ホームページの制作費が広告宣伝費なのであれば、ホームページが出来上がったのち、ホームページに掛かった予算の回収、また、そのホームページからの利益獲得、そして、次期リニューアルの予算の獲得が計上できなければ、ホームページの作成にお金をかける意味がないのです。
ホームページ制作会社がそこまでやりますか?
やります。
やるべきだと思いますし、
やってくれるところを探してください!!
私たちは、実は、アフターフォローとして「ホームページの運用」とは別の有料サービスですが、「任せてガッチリWEB活用プラン」というWEB集客コンサルティングサービスを持っており、月額制でお客様の会社の事業について情報収集を行い、相談しながら会社の情報をWEBで発信していくというサービスを行っています。
私たちはWEB制作をWEB制作のプロとして当たり前に行いますが、実はこのコンサルティングでありながら実務も担当するアフターフォローとしてのサービスの方が私たちの負荷が高いメインコンテンツとなっています。
しかし、このサービスの目的はあくまでも意図した問合せをホームページから獲得していくことであって、WEB集客コンサルティングサービスと言えるものであるものの、経営コンサルティングとまでは行きません。経営コンサルティングサービスと言えるものにしようと思うのであれば、経営計画を立てたり、人事についても相談に乗れたり、それらの実践についても二人三脚でホームページ制作から活用支援まで含みつつ行える仕組みが必要だと考えています。
私たちは、その仕組みまでも構築しようと考えています。
※パートナーさんを募集しています。我こそは!と考える事業者さんはぜひ、問合せフォームよりご応募ください。
でも、今は経営や人事については相談に乗ったり、WEBページの作成や、求人サイトのうまい利用方法などの指南するくらいのサービスしか持っていません。
そういったお手伝いができる会社さんも、探せばあるかもしれない。
経営コンサルティング+マーケティング(WEB集客その他)+WEB制作
が三位一体となったサービスを展開している会社さんが。
でも、すべてを依頼するとなると、やはり必然的に超高額になります。
弊社では、これをサービスとして提供するにはまだまだ人員不足であり、能力経験不足でありますが、出来る限りWEB制作を承る範疇として地味に実践をしています。
この三位一体のサービスが、出来る限り安価にあるいは、確実に費用対効果を出せる状況でサービス提供できる制作会社を私たちは目指して日々、精進しております。
第一章の最後として弊社の課題と目標も共有させていただきましたが、
制作会社選びを失敗する理由は、こういった制作会社側の事情や、その会社の考え方、仕事に対する取り組み方などを契約前に確認できていないことも大きな原因のひとつと考えています。
制作会社は会社の大事な営業マンとしての だと考えてください(あくまでもそこまで面倒を見てくれる制作会社であれば、ですが)。会社のパートナーを探すのに相手の考え方や、仕事に対する想いなど、無視して良いパートナーに巡り合えるでしょうか?
どこまでやってくれる制作会社なのか?
最初の面談で、しっかりお話を聞くべきです。
ホームページの作成は、ある意味で発注側にも「ヒアリング能力」が必要とされているかもしれません。
とは言え、ヒアリングしなければこういった内容が出てこない制作会社であれば、その時点で既に厳しいお相手かもしれません。
会社の公式サイトを作る、あるいは、リニューアルをしようと考えているなら、今すぐ、御社の制作会社ともう一度、打ち合わせをしてみましょう。
相手からこれらの話を聞き出し、納得できることが重要です。
以下の気になる内容を再度確認する
① 制作費用(予算)で選んではいけない
② 制作会社はホワイト企業を選ぶべき
③ いきなりデザイン作成から着手する制作会社は危険
④ 以下の手順を踏めない(踏まない)制作会社は要注意
⑤ 会社の経営(営業)目標を理解して制作を進める制作会社
⑥ 最後に、私たちもできていないことを実現する理想の制作会社像