今時のホームページには、たいてい、トップページのどこかに「お知らせ」とか、「ニュース&トピックス」と言うブログ(更新するコンテンツ)があると思います。
ブログと書きましたが、決して誰かの日記ということではなく、ここには、お客様、或いは、これからお客様になる人、また、採用対象の方、などに、会社として するところです。
目次
1.「誰」に向けて、「何」を書くのか?
2.ブログネタに悩んだ時のヒント
3.どれくらいの頻度で書けば良いのか
4.ブログを更新することでどんないいことがあるのか
5.だんだん、お知らせに投稿する内容がぼんやり浮かんで来てたら、幸いです。
「誰」に向けて、「何」を書くのか?
ブログを見ていただく対象は、業態によっては、仕入れ先さんや、協業パートナーさんだったり、会社規模によって、例えば、銀行さん向けだったり、株主さん向けだったり。
要するに、何らかの形で、会社に関係する(またはするであろう)方々に、何かしらお知らせすることが会社にはたいていあるものなのです。
「ブログって、日記やろ?」
「人の日記なんか見て、おもろい?」
こうおっしゃる方は今も少なくありません。
実際、おもろいと思う方も多々おられるのですが、今回お話ししているのは、そのブログではありません。
人の日記的なブログはプライベートなブログか或いはSNSなどの個人アカウントで書くのが良いかと思います。
ここでお伝えしたいことは、企業ホームページのブログです。
まぁ、いわば、会社の日記、という受け取り方でもいいかもしれませんが、日記というもの自体が本来自分のために書くことであって基本的に人に見せるものではありませんから、そういう意味ではちょっと違います。
企業のホームページの「お知らせ」欄などでは、「その会社の利益に関わる人たちに見ていただくための会社で起こったこと、会社がやったことなど」そういった事を対外的にお知らせするのが正解です。
もちろん、「G/Wの休暇のお知らせ」など、長期のお休みなどの掲載も必要です。
電話が繋がらなければ、あれ?と思って「企業ホームページ」のお知らせ欄を見に行く人も昨今ではかなり増えました。
それこそ、コロナ禍で当社もそうですが、社員がテレワークなので、会社の電話は繋がったり繋がらなかったり。
当社の電話は、通常でも10時~14時で止まりますが、敢えてコロナのためにということでは留守番電話の録音しなおしなどもできておりません。
なので、社員が誰も出ていない平日の10時~14時は、お電話いただいてもなりっぱなしの状態でした。
これだと、電話をかけた人は「あれ?」会社やってないん??
つぶれたん???
となります。
そこで使えるのが、ホームページの「お知らせ欄」です。
私もそうですが、電話をしてつながらない、などあったりしたら、とりあえずその会社のホームページを見に行きます。
※ちないにコロナ渦になり、企業ホームページの閲覧数はめっきり増えているそうです。
緊急事態が発令されても、
緊急事態が延長しても、
私たちも、今のところ、テレワークを解除できず、社員みんなは、期限がわからない状態でテレワークを続行しています。
ですから、問合せフォームなどから問合せをいただければ、平日であれば誰かが対応しますが、電話は鳴りっぱなし(*^^) ※ちなみに営業メールはだいたい対応していません。興味あること以外は。悪しからずご了承ください。
そういう事情をお電話を頂いた方に不便をおかけしないためにも、ホームページの「お知らせ」欄でお知らせすることなどにも使っています。
ブログネタに悩んだ時のヒント
また、お知らせ欄以外にも、WEBを前向きに活用している企業様では、社内の色々なことを社外に発信するために、「スタッフブログ」や「お役立ちブログ」「●●ニュース」などと銘打って、情報を発信するためのブログスペースをホームページに設けている企業様も多いです。
そういう企業さんの場合は、ブログ担当がいたり、社内で社員全員が持ち回りでブログを書かされたりすることも多いです。
文章を書くのが好きな方はいいのですが、担当が回ってきたら、本当に辛い、と思っておられる方もたくさんいらっしゃいます。
先述の通り、そもそも、ブログというのは社外に向けて発信するものです。
ということは、普段、内向きな経理業務などを担当している方は、外に向けての情報発信となると、かなり厳しいかもしれません。
また、営業の方は、書きたいことがたくさんあっても、その時間をとるよりも営業ノルマの方が優先してなかなかブログを書く時間を持つことも難しいかもしれません。
会社規模にもよろうかと思いますが、そもそも内向きな業務をご担当されている方は、お客様にとってどう言った情報が価値があり、どう言った情報なら不要なのか、明確にはなかなかわからない。
それなら、やはり、普段、外向きにお客様と接している営業部署などが担当して書くのが最も理想的だと考えています。
先日、弊社の契約のお客様から頂いた内容は、「健康経営優良法人」というのに認定されたので、それをホームページの「お知らせ欄」に掲載してほしい、というご依頼でした。
会社の社長様からの直接のご依頼です。
健康経営優良法人というのは認定されると、ロゴなどをホームページに掲載してもよいという許可をもらえるようです。
そのロゴの掲載と認定証を1ページを使って掲載し、更に「お知らせ」欄にも、認定されました!ということでお知らせを掲載しました。
また、「社内の情報セキュリティー対策」についての基本方針が刷新されました、などの掲載もいいですね。
「就業規則を一部変更いたしました。」
というのもありです。
※これは、会社によって様々な考えがあろうかと思いますが、ちゃんと就業規則を管理していて安心して働ける会社なんだな、という印象が求職者に伝わる、というメリットがあります。
※求職者はそういったところもちゃんと見ています。
こうやって、会社として対外的に発信していく情報を都度更新して増やしていくことによって、 として認知されます。
そうすると、ここでは詳細説明を割愛しますが、ホームページへのアクセスが増えていくという仕組みがインターネットにはあるのです。
以下に、お知らせ掲載のヒントになるような内容を「ブログのタイトル」だけ掲載してみますので、 にしていただければ幸いです。
※業種や情報目的はバラバラです。
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・企業PR用の動画を作成してyoutubeに公開いたしました。 ※採用向け
・新しいピストン配送用のトラックを購入しました。 ※運輸
・検診車のデザインを刷新いたしました。 ※病院
・認知症治療病棟をオープンいたしました。※病院
・●●製品の製造工程の一部を改善することによって生産効率が上がりコストダウンを実現しました。 ※製造業
・●月●日は全社ミーティング開催となり、休業させていただきます。 ※商社
・今秋の新製品は、●月●日●時より発売を開始いたします。 ※物販系
・●●●セミナーを開催いたします。 ※コンサルティング
・お客様からのご相談例について ※士業
・エアコン設置費用の一部が改訂になりました。 ※エンジニアリングサービス
・新たに●●●という新しい薬剤の搬送も可能になりました。 ※運輸
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と、こんな感じでしょうか?
これだけだとすぐにネタが尽きてしまう、という方は、社内の情報通(真面目な(*^^))の方にヒアリングするのが一番いいですね。
トップ営業マンとか、社長とかです。
彼らは常に顧客と接すること、また、顧客のメリットになることを考えていますから、顧客に響くようなネタを常に2~3個用意しています。
ブログの記事ネタには欠かせない存在です。
そして、上記の様にタイトル(ブログ記事の件名)だけを羅列しましたが、
この中身(本文)を考える必要があります。
が、そんなに難しく考える必要はありません。
御社を知らない人が、記事の内容を見て、何があったのかがだいたい理解できるくらいの内容で構わないのです。
誰が見ても全く意味不明ではだめだというくらいです。
少し、書いてみる気がしてきましたか?
どれくらいの頻度で書けば良いのか
今までもブログはちゃんとコンスタントに書いてきたよ。
それなりにいい記事になっていると思う。
という人は、 が先決です。
●そのままにしておいていい記事、
●削除したほうがいい記事、
●手を加えるともっと良くなる記事、
など、内容を見て、より新しい情報にするために改廃したり、
その当時はその内容で良かったが時間が経った今は、古い日にちの記事であっても少し書き直したほうがいい、などという内容もあります。
あなたが一担当者で決定権がないのであれば、上司に相談して見直しするのが最適です。
過去のブログ記事を最適化することで、お客様、あるいは、見込のお客様にとってより良い情報を届けられることになる可能性があります。
今まで全く書いたことが無い。
そもそも、お知らせ欄が無い、という人は、制作会社にご相談ください。
後から「お知らせ欄」を付けることも可能です。
「お知らせ欄」はあるけど、更新の方法がわからない方も、制作会社に相談しましょう。
そして、あるのに使ったことが無い、2年前に「ホームページをリニューアルしました」と掲載してあるだけ、
という場合は、さっそく更新作業をしてみることをお勧めします。
なぜなら、知らない間に「機会損失」を発生しているかもしれないからです。
「ホームページを放置することで機会損失が発生する」ことの詳細を知りたい方は、以下の記事も参照ください。
ブログの更新頻度は、企業の業務の運営方針、経営方針に関わってきますので、ホームページに何をどこまで期待するのか?によって決定すればよいのですが、もしブログを更新していこう!と社内でなっているのであれば、または、少なくとも顧客が時々はホームページを見に来ている、などとの認識がある場合は、以下の更新頻度を参考にしてください。
●どうしても忙しくて時間がなければ、最低でも1~2ヶ月の1記事。
●もう少し頑張れるなら、1~2週間に1記事。
●いやいやたくさん提供する情報があるんです、という方はぜひ、1日1記事~複数記事を公開してください。
ただし、頻繁にブログ記事を公開する場合は、情報が氾濫して、読み手側が情報を探しずらくなりますので、適切なカテゴリ分けをすることも大切になります。
最初は、書くこと自体に慣れていくことが大切ですが、慣れてきたり、難なく書けますよ、という人は、出来るだけ内容を充実させるように心がけてください。
長い文章であれば、行間をたくさん目に空ける、できるだけ短めの文章で段落を切る、など、読みやすさも大切です。
ブログを更新することでどんないいことがあるのか
頻度はあまり気にする必要はありませんが、しっかりした情報であれば、記事(情報の数)は、多い方が顧客目線として良い評価を得られます。
顧客目線で良い評価を得られるということは、検索エンジンからも良い評価を得られます。
検索エンジンから良い評価を得られるということは、あなたの会社のホームページを見られる頻度が高くなる可能性があるということです。
もちろん、ホームページを見に来てもらったときに、見に来た人が、記事以外にも満足する情報が掲載されている企業ホームページであれば、見に来た方が問合せをしてこられたりして、商談に繋がり、顧客になっていく可能性もある、ということです。
ホームページを見に来ていただく方法は他にもいくつかあります。
しかし、ホームページを更新して顧客に響く情報を常に発信することで、見に来てくれる人も増えれば、見に来る頻度も増えるのです。
知らず知らずにあなたの会社のファンになっていく。
ホームページでブログを更新するというのは、そういったメリットが実際にあるのです。
これを読んでいるあなたが、もし、経営者であるならば、そのことをなんとなくでも理解していないと将来が心配です。
明るい将来のためにも、今日からブログの更新をしていくことをオススメします。
だんだん、お知らせに投稿する内容がぼんやり浮かんで来てたら、幸いです。
ただし、集客(アクセスを集める)だけを目的にして「お知らせ欄」のブログ更新をしようとすると、道を踏み外します。
なぜなら、どうしても内容が「ものを売りたい自分目線の商売人」的になってしまうからです。
これは、本当に、読む人にとってもいい印象を与えないし、良いことはありません。
書く労力がもったいないので止めましょう。
あくまでも、ブログは、顧客目線で、顧客になったつもりで、顧客が欲しいと思う情報、必要であろう情報をネタに書くことをオススメします。
今日から、ブログの更新を頑張ろう!(*^^)
ブログを書くのは楽しそう!
ブログで会社の利益を増やす役割を自分が担っていこう!
などと思ってもらえれば幸いです。
この記事を読まれた方は、以下の記事もご覧いただいております。