- 2017-6-16
- WEB集客
多くの人のホームページに期待することと言えば、「新規客獲得」ではないでしょうか?
この「ホームページによる新規客獲得」には、いくつものステップが存在します。
新規客獲得までのステップ
一般的なステップとしては、下記のような流れになります。
- キーワード検索で上位表示され
- ディスクリプションなどを確認し、アクセス成立
- 見た目のわかりやすさと、第一印象でサイト閲覧の意思決定を行い、
- ユーザーの目的ページへのスムーズな導線が描けてなければ途中で離脱(サイトを去る)
- 最終的に問合せ(あるいは購入)意志を固め、手続きへ
- 問合せフォームや購入手続きに煩わしさを感じなければ、問合せ(購入)成立
やはり、最も大事なことはアクセス獲得。「ホームページを見てもらうこと」から始まります。
「見てもらう」ためには、大きく「リアル」と「バーチャル」な方法があって、
- リアル:チラシ配布、新聞折り込み、営業マンによる活動、ダイレクトメール郵送と言った、具体的な人間を介する宣伝行為
- バーチャル:メールDM送付、Web広告の投稿、各種SEO対策による検索順位改善と言った、ITを駆使した宣伝にまつわる行為
そこで、SEO対策業者や、リスティング広告(Web広告)業者が登場します。
SEO対策業者の提案内容
- キーワードによる検索の上位表示を目指しましょう
- 高品質なサイトからの被リンクをもらいましょう
などと提案してくれます。
- 検索結果の1ページ目に表示されなければ、アクセス見込みはほぼないに等しい(2%以下)という現実があります。
- また、現時点で評価の低いサイトが、高品質なサイトからの被リンクをもらうなど、お金で買わない限り実現する方法はありません。
そんな現実を踏まえると、費用をかけてでも、これらの対策は必要不可欠なものです。
- ただ、違法ではないにせよ、
- しかも、業者は高品質なサイトを保有するオーナーときちんと契約し、被リンク設定をしてもらうなどの対応を取っているにせよ、
やっぱり「裏技」に過ぎません。とは言え、「裏技」を使うことで、
- 御社ホームページへのアクセスが激増し、
- アクセスユーザーが「これはすごい!」となるのであれば、
「裏技」であっても、使った方がいいと思います。ただ、そんなケースは「極まれ」でしょう。
リスティング広告業者の提案内容
- 「問合せ獲得数」は「アクセス数」に比例するものです
- 広告費用を支払ってでも、早めにアクセスを獲得することが重要です
などと提案してくれます。
確かに、この提案内容に間違いはありません。原則、問合せ数は、アクセス数に比例するものです。
ただし、どんなサイトであっても、アクセスの1%の確率で問合せが獲得できる、というものではなく、
サイトの完成度によって、10%のサイトもあれば、0.1%以下のサイトもあるんです。
0.1%のサイトのまま、リスティング広告を掲載していたら・・・広告費用の垂れ流し地獄です。
「早めのアクセス獲得が必要だ」と言う理由として、
それなりのアクセスが獲得できない、と次の手が打てない、という問題が考えられます。
ある程度のアクセスが獲得することによって、
- どこのページに問題があるのか?
- 発信内容に問題があるのか?
- バナーやボタンの配置が悪いのか?
- サイトのページ構成が悪いのか?
などの問題が、具体的に把握できるようになり、的確な対策を施すことが出来るようになります。
そんなことから「早めのアクセス獲得が必要だ」と提案してくれているのだと思います。
これらの理由により、
- 資金力があり
- よりよいホームページへと昇華させることで、自らのビジネスに役立てていく
という固い決心があるならば、Web広告掲載はおススメ出来ると思います。
ただし、業者に言われるまま広告を掲載しているだけでは、いつまで経っても問合せ獲得率は上がりません。
まとめ
ひと昔前のWeb業界にはインチキな悪徳業者の温床でした。
昨今、詐欺まがいの悪徳業者は鳴りを潜め、SEO対策業者も、リスティング広告業者も、多くは真っ当な会社です。
ただ、依然として残るのは、依頼者側の心構え。
「わからないから任せたい」では、望む結果を得ることは難しい、ということです。
- 検索上位に表示されたことで終わりではありません。
- アクセス獲得数が急増したら終わりでもありません。
- 問合せ(あるいは購入)数が急増して、はじめて目的を果たしたと言えるのです。
問合せ獲得後の商談成立は、御社の商品力、サービス力、人間力次第。
そこまでの保証は、専門業者には確約できません。
しかしながら、果たして「御社ホームページの本当の成長」を見据えている会社は、一体どれほど存在しているのでしょうか?
業者に依頼する前に、「一体何のために、何をお願いしたいのか?」を自問自答してみてもいいのではないでしょうか?