- 2017-3-21
- WEB集客
私がこの会社に入社する前のこと。
私はこの会社が「ホームページ制作会社」であることは知っていました。
そんな私に社長は言うのです。
「ホームページってわからんやろ？」と。
脳裏を駆け巡る疑問
「え？何？」ホームページってわかる気がするけど。
- 前職で、社内のポータルサイト制作に関わったり、
- 個人的にもいろんな調べものに活用してる気がするけど。
「ホームページってわからんやろ？」って一体どういうことなんだろう？頭の中を疑問が駆け巡る・・・。
何故かその時、「それってどういう意味？」と聞くことはなかったのです。
今思えば、あまりに唐突すぎて、反応できなかったとしか言いようがありません。
- 「馬鹿にしてる？」と腹が立ったわけでもなく、
- 変なことを聞いたら馬鹿にされるかもしれない、
などという感情さえ抱くことはありませんでした。
実際、その後私は友人に、今度お手伝いすることになった会社の社長に
「ホームページってわからんやろ？」って質問されてんけど、どういう意味やと思う？
と素朴な質問を投げかけてもみたりもしました。
もちろん、友人に聞いても答えにたどり着くことはありませんでした。
そして明らかになる「ホームページってわからない」の真相
でも、確かにその時の私は「ホームページなんて」ちっともわかってなかったんです。
実は、とても奥の深い質問であったことに、後々気付くことになります。
この会社で働き出して２、３ヶ月後、その質問の意味をようやく理解します。
そんな私が今、ホームページに対して思うこと。
私たちがお客様に伝えなければならないことは、「ホームページってわからんやろ？」ってことなんです。
- ホームページのことは、知ってるし、
- 簡単に使ってしまっているから、
わかっていると思ってしまう。
- ユーザーとして利用してるし、
- 自分のホームページを持ってる人もいれば、
- 実際に作ったことがある人だっている。
この「ホームページってわからんやろ？」っていう質問は、
- 使い方がわかるとか、
- 作り方がわかるとか、
そんなことなんかじゃないんです。
「ホームページって何のために作るんだったっけ？」ってこと。
わかった途端、ホームページはとても厄介なものになります。
ホームページを作った目的、それをはっきり意識した途端、たいていの人は何をしたらいいのかわからなくなるんです。
なぜなら、答えはやってみるしかないから。
そして、答えはないけれど
- 明確なコンセプトが必要で、
- 手間も時間もかかり、
- 決して他力本願では、目的達成は出来ない
ということは否定できない事実だということに気付かざるを得ないのです。
ホームページって厄介なもの、と気づいた時がチャンスです
ホームページって厄介だな、と途方に暮れているなら、ホームページを活用するためのスタートラインに立っている証拠です。
「当たり前」のことほど、時間と手間がかかり、やり続けることも難しい。
当たり前のことを出来ない人が多いからこそ、当たり前のことをやり続けることが出来る人だけが、夢を実現できるんです。
一緒に頭をひねり、汗を流してみませんか？
