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ホームページ集客:「隠したい過去」も人生の宝

私には隠したい過去があります。
でも、その過去が私を育てたような気がします。
消してしまいたい経験があったからこそ、「見えてなかったもの」が「見えるようになった」からです。

「隠したい過去」に至る原因

過去を振り返って考えてみると、自分自身のことが全く分かっていなかったということ。

  • 自分自身の価値観も
  • 自分自身の特性も
  • 自分自身のプライドも

付け加えるならば、個人的な「好き嫌い」で判断してしまったということが諸悪の根源というところでしょうか。
「隠したい過去」、それは10カ月間の美容部員としての活動履歴。

  • 美容部員が悪いと言ってるわけではない。
  • 美容部員を馬鹿にしているわけでもない。
  • ただ単に、私には向いていなかっただけのこと。

何故、間違ったのか?

  • 個人的に「美容」には興味があった。
  • 「加齢」には是が非でも抵抗したかった。
  • 「お肌の乾燥」に悩んでもいた。

だから、美容部員という言葉に魅力を感じてしまったんです。
「趣味と実益を兼ねる」と短絡的に判断してしまったんです。

周りはちゃんとわかっていたのに

美容部員になるために、「大企業の社員」という安寧の地を捨てるという選択。

  • 顔見知り程度の人にも、親身になって止められました。
    辞めた理由は異なれど、私も似たような過去があり、今、後悔しているからと。
  • 両親にも止められました。
    「一体何がしたいのかわからない」「一体どんな仕事なのか、見当もつかない」と。

でも、私は「美容部員」になってみたかったんです。
だって、家電製品よりも化粧品が好きだし、向いてるんじゃないかしらと。
まるで子供の夢のように、今思えばあまりにも浅はかな判断だったと、お恥ずかしい限りです。

人間の価値観は徐々に形成されるもの

「美容部員」になったところで、今までの経験は何も活きません。
つまり、なんのアドバンテージもなく、いい年して「新人になる」ということを意味します。
そこまでは、ちゃんと理解していたように思います。

意外だったのは、私自身に「ビジネスマンとしてのプライド」が植え付けられていたということ。
サラリーマン時代、一度も「ビジネスマンとしてのプライド」を自覚したことはなかったんです。
プライドなんて、邪魔なだけで何の役にも立ちやしない、位に考えていた筈だったんです。

  • 仕事のやり方が気に入らないんです。
  • 自分で考え、自分で組み立て、自分で実行する、のではなく、1から10まで「ああしろ」「こうしろ」「こう喋れ」「こう動け」的な文化が受け入れられないんです。
  • そんなの仕事ではない、と頭が否定するんです。

困ったことに、ビジネスマンとしてのプライドがしっかりと芽生えていたんです。
このプライドが、美容部員としての活動の妨げになります。
これまでの経験はアドバンテージどころか、足を引っ張るマイナス要素にしかならないという現実が立ちはだかります。

女の世界を甘く見ていた

そこに追い打ちをかける「女の世界の難しさ」。
会社には、女性もたくさんいたけれど、どちらかと言えば男社会で24年間過ごしてきた私には、想像すらできていませんでした。
大学時代、「女子大の音楽学部」という特殊社会の中で、まるで馴染まず辟易とした過去の経験など、思い出しもしなかったんです。

もちろん、大学時代の「それ」とは違います。
もっと「女社会」ならではの、薄暗いものを経験することになります。

  • 何が真実で、何が嘘なのか
  • 誰が嘘をつき、誰が真実を語っているのか

私には皆目見当もつきませんでした。
そんな中での生活は、大きな困難を伴います。

  • 妬み、嫉み、告げ口、悪口が横行し、とうとう私の居場所はなくなりました。
  • 些細な、取るに足らないことが、毎日のように大きな事件へと発展します。

お店は一人のボスの独裁政権です。
彼女の城であることは事実ですから、支配して当然と言えば当然なんでしょう。
ボスにとって目障りな、新人の私を排除することなど、朝飯前です。

会社を退職して3ヶ月後、私は待遇のみならず、居心地のいい職場を失ったことを痛感します。
私のかつて居た場所は、時折問題はあっても、良識ある大人達が働く場所だったんです。

 

こんなことに躓くのか・・・。愕然としました。
私の想像を遥かに超える出来事だったのです。

でも、本当のピンチはここから

そうこうするうち、新店舗オープンが決まり、私の新店舗異動が決まります。
私の居場所を奪ったボスとの決別。それは「大きな問題から解放されること」を意味します。

「これからは頑張ろう」と志新たに、6ヶ月目に新店舗へと異動しました。新店舗へ異動してからというもの、

  • 女の世界で巻き起こる騒動は、嘘のようになくなりました。
  • 私の居場所も確保できました。
  • 会社生活で培った経験を活かし、チラシを作り、イベントを企画し、積極的に活動をスタート。

ところが、オープンから3ヶ月、まるで無風です。

  • チラシを配っても、イベントを開催しても、何の手応えもありません。
  • 新店オープン記念を称し、掛け値なしのスペシャルオファーも、無意味でした。

もちろん、お客さんと、お店のニーズがマッチしてなかったことが、ひとつの原因であることに間違いありません。
でも、それ以上に大きな原因は、お店の認知度、お店の商圏の基盤確立が出来ていなかったことなんです。

特に敷居をまたぐのに勇気がいるエステティックサロン。
調子のいい「スペシャルオファー」など、怖くて近づけないというのが、お客さんの本音というところでしょう。

「売り手」の前提、「買い手」の前提、もっと大事な安心感

この事実に気付いたのは、お店を辞めて半年後。
お店側の当事者になってしまうと、お客様心理が見えなくなるという不思議。
何故、こんなにも「分かっていた筈の顧客心理」が見えなくなってしまうのでしょうか。

弊社で、顧客マーケティング担当として活動しはじめて、全ての現象が繋がったんです。

「売り手」と「買い手」は商品に対する「前提」が変わってしまうということ。
そんな簡単な事実が見えなくなってしまうのです。

前提とは、

  • 売り手から見れば「この商品は素晴らしい」からスタートする
  • 買い手から見れば「この商品が何者かわからない、騙されないように注意しよう」からスタートする

ここには大きな埋めることの出来ない「溝」が存在します。

  • お客さんに「ニーズ:必要性」や「シーズ:必要性に至る前の興味」があり、
  • かつ、安心が確認できた時に、はじめてオファーは成立します。

百戦錬磨のマーケッターや、人気コピーライターならば、一発百中が狙えるのかもしれません。
我々は、あの手この手と諦めずに色んな作戦を繰り出すしか、成功への道はありません。

そしてなにより、戦術のベースとなる「安心感の醸成」には時間がかかります。
安心感の醸成とは、お店の認知度、商圏の基盤確立が出来るということ。
お店の存在が認知されるまで、

  • 手応えがなくても、ひたすらお店の存在アピールに徹しなければいけません。
  • 耐え忍ぶ時期を乗り越えなければ、明るい未来は開けません。

ただ、そんな毎日を送るうち、ふと、自分自身の本音に気付いてしまったんです。

  • 私自身、エステになど全く興味がない
  • 化粧品は好きだけど、化粧品トークはもう飽きた
  • 美容部員である自分を卑下している

「こんなことではもうだめだ」、とうとう10ヶ月目にして転職活動を開始したのです。
無事、美容部員を卒業することとなりました。

転職は失敗だったけれど・・・

結果として私の目論見であった、第二の人生は失敗に終わりました。
だからと言って、私は後悔してるわけではないんです。

サラリーマンを卒業したからこそ、等身大の私を正しく理解することができたからです。

  • 私にとっての「仕事」の定義がしっかり脳に刻まれ、
  • 自分の考えが確立しており、
  • やらされ仕事には全く向いておらず、
  • そんな自分にまさかのプライドを持っており、
  • 私なりのお役立ちが出来ると思っている。

3歳から22歳まで、毎日毎日ピアノの練習をし続けて、長い歴史だと思っていたけれど、思えばたった20年。
24年間という会社生活は、知らず知らずのうちに、私に大きな変化をもたらしていたことになります。

私の転職は、ITに対する苦手意識から、過去の経歴を活かさないという結論に至るも、

  • 良くも悪くも経験が人に及ぼす影響力は無視できず、
  • やはり、ノウハウ、経験は活かされるべきなんでしょう。

失敗経験を通じて、自分の至らなさに気付くことにもなりました。

  • 会社生活で培ったマーケティング知識やノウハウは、いわば「絵にかいた餅」。
  • 自分自身で実践してみて、うまく行かず、落胆に暮れてはじめて「まずさ」に気付く。
  • 「何がよくないのか?」我が事として真剣に向き合い、
  • そこから様々な気付きを得、本当の問題(原因)にたどり着く。

経験してみないとわからないことの方が多いものだし、経験に基づく話には、説得力があります。
サラリーマンとしての私の行動は、「知ったかぶりの押しつけだった」部分があると、少し反省しています。

失敗の実体験を通じて、はじめてマーケティングを語って許される立場にたどり着いた、そんな風に思っています。

読みもの

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