- 2018-7-12
- HP制作と運用
みなさんは、「ホームページの原稿」と聞いて、何を連想されますか?
ホームページの原稿というのは、そのホームページに掲載する内容のことです。
・文章とか、
・使用する画像とか、
・キャッチコピーとか、
私たちはそれをひとまとめに「コンテンツ」と言います。
ビジネスに役立つホームページが出来上がるかどうかは、この原稿内容で8割決まると言われています。
決してデザインはどうでも良い、そういうことではありません。
見た目のデザインもとても重要な要素を持ちます。
なぜなら、デザインが良いものでなければ、それ以上、内容まで見ようとは、ユーザーは思わないからです。
※ユーザーとは、広く一般にホームページを閲覧する人のことで、この場合は、あなたのホームページを見に訪れる人のことです。
ホームページのデザインの正解
デザインという主観が多く含まれてしまいそうな物体の無いモノには、一見正解が無さそうに思えますが、いくつか正解があります。そのいくつかの中でも、私たちが重視し、正解としているデザインは、以下の通りです。
ユーザーには
・見た目の良さで興味を持っていただき、
・キャッチコピーやキャッチ画像で、イメージ訴求し、
・そしてわかりやすい内容の文章で理解していただき、
・もっと詳しく知りたい人向けに詳細内容で納得してもらい、
・問合せもしくは購買につなげる。
この流れに則っているデザインが正解だと思っています。全てのホームページは、本来、この流れに則って作り込まれていなければなりません。
ホームページの内容は、
・採用目的だったり、
・商品サービスの訴求目的だったり、
・会社案内として成立すれば良いという目的だったりで、
それぞれ変わりますが、いずれにしてもホームページを作り、運用するのは何のためなのか?という目的に沿ったものであることが重要です。
そのことを見失うと、ロクでも無いホームページが出来上がります。
原稿作成は、絶対に丸投げしないで
ですから、基本的には自社ホームページの原稿作成は、部下にも外注先にも丸投げしてはいけません。
少なくとも最終的にはトップが全ての原稿に目を通し、内容を確認し、必要があれば加筆修正することが必須だと思っています。
なぜなら、本来であれば、中小企業なら、トップ(もしくは企業内のそれに準ずる方)が最も会社の売りを理解している場合がほとんどだからです。
にも関わらず、多くの中小企業では、現場に丸投げされることが多いのです。
気持ちはわかります。
私たちはそう言ったケースも多く扱います。現場の人には嫌がられながらも、良い原稿を仕上げるために、しつこく食い下がります。
なぜそうなるのか?というと、日常の仕事の上に、ホームページの原稿を作るという仕事が乗っかってくるからです。目の前の日常の仕事と、突然やってくるホームページの原稿とやら・・・普通の方だとなかなか残業してまでその原稿を作り込む必要性を感じられ無いのが、世の常だと思っています。
だからこそ、ホームページを誰に見てもらい、どういうアクションを起こしてもらうのが良いのか?また、そのアクションがその先、自社にとってどういう意味を持つのか?という目的をはっきり明確に理解している人でなければ、なかなか良い原稿は書けないものなのです。
なので、私たちが少しのネタをもらい、拾い集め、しつこく食い下がって原稿を仕上げていくしかない、という考えです。
もし、ホームページをしっかりと運用していきたい、活用できるようになりたい、と思っておられるなら、まず自身の会社のホームページの中身を見直すことです。自分で見ておかしいところがわからなくても、家族や友人知人に見てもらうことで、内部の人間には見えない疑問や、不明点がでてくるはずです。
そうなれば、ホームページに書いてある内容を再度、見直す必要があると考えても間違いではありません。
一般消費者向けの商品サービスであれば、まだ、話がわかりやすく、原稿も起こしやすいのですが、専門的なBtoB向けの商品サービスの場合、かなり難しい原稿になることも多々あります。
とは言え、一般消費者向けの商品の場合でも、その会社の独自性を見出し、それをしっかり訴求する原稿を起こすことは、商品サービスがわかりやすいものであったとしても私たちだけで充分に訴求力のある原稿に仕上げることはできません。嘘は最後まで通用しないのです。
ホームページを作るのにライターやカメラマンにもお願いする必要があるの???
原稿を書き起こすには、ライターという職業の人が必要です。文章を書き起こす人です。
写真を撮影するのにカメラマンが必要なのと同じです。
これは会社の考えにもよりますが、ホームページを作るのに、ライターやカメラマンをわざわざ雇うのは、なかなか面倒だし、コストもかかりますよね。
でも、より良い訴求力のあるホームページを作りたいと思うなら、どんな写真がいいのか?とか、どんな文章が良いのかということがわかっていない自分たちでだけでやってしまうよりも、そこがちゃんとわかっている専門家に任せた方が良いはずです。
更に言うと、プロのカメラマンが、企業のホームページに掲載する画像がどんなものであれば良いかわかっているかどうか?それは、そのカメラマンの専門分野によるわけですから、決して、どの分野のカメラマンでも良い、と言うわけではありません。
だから、ホームページ制作会社を選ぶときは、ライターやカメラマンも所属している会社の方が良いと考えています。
ただし残念なことに、これらの人が所属し案件を請け負う毎に、それらの人たちが動くと言うことになると、ホームページの制作費は必然的に高額になってきます。
当社の場合、現在は代表である私が、撮影、ライティングも担当していることで、それなりに安価な金額でもやってくることができました。
しかし、そろそろ、世の中の需要の増加を感じ、さすがに今までのまま実際に作り込むこと以外を1人で請け負うには限界が見えてきたと感じています。
とは言え、みなさん(=ホームページを作りたいと考えている会社の社長や担当の方々)が、突然、プロのライターやカメラマン並みのライティングや撮影が行えるようになるはずもないわけですから、いずれにしても、ある程度、そこには投資が必要となってくるわけです。
ホームページの必要性は、これからまだまだ増していきます。
それとともに、ホームページの中身の重要性もどんどん増していきます。
ユーザーに選ばれるか、選ばれないかの瀬戸際になるのが、原稿内容なのです。
それなりの投資を強いられるが、ビジネスにとっても重要な役割を果たさなければならないはずのホームページですから、その内容には見た目だけではなく、中身の文章まで、本気で向き合い考える必要があるのです。
今後は是非とも、自社ホームページの原稿について興味を持っていただければ幸いです。