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1995年08月 ダイビングショップでの出会い

◆元特殊部隊の自衛官だったダイビングショップ社長との出会い

仕事にも慣れ、情熱を持て余している中、あるダイビングショップを訪れます。このダイビングショップの社長の経歴がヤバイ。元特殊部隊所属の自衛官だった社長の軍歴は、すざまじかった。小学生の頃の作文に「夢はスパイになること」と書いていた私の心を鷲掴み。一般人の想像をはるかに超えた実体験は、強烈なインパクトがあり、魅了されてしまいます。この世にこんな人が存在していたなんて・・・。

◆一気に高まる興味、そして志願

この人にダイビングを教われば、水中で自分の命を守れるダイバーくらいにはなれるだろうと考え、即、弟子入りを志願します。めでたくインストラクター候補生となり、ショップに入りびたりの日々を送ることになります。そしてやっと気付いた「毎日のように飛び交う怒号」。私の目からは「みんな頑張っているように見える」のに「激しく罵倒される毎日」。

一体何がそんなに怒られることがあるのだろう?そして芽生えた好奇心。私もスタッフになったらこんなに怒られることになるのか試してみたい、というチャレンジ精神の芽生え。そして、社長へのスタッフ志願。

◆まさかの「不採用」

まさかの「不採用」。理由は27歳という年齢。もう若くないからダメだと。えっ?歳が問題なの?私もそんなことで引き下がれません。
・ノースウエスト航空辞めて、こちらのショップに専念します。
・お店にとって役に立つようになるまでは、給料もいりません。

それでもまさかの「不採用」。20歳と27歳の差、教えてくださいよ。何があかんのか教えてくださいよ。納得も行かず、引き下がれない私は、泣き落とし、頼み込み、逆切れ。どれだけ頼み込んでも「ダメ」の一点張り。

◆やる気、本気アピールでつかみ取った「まさかのオファー」

最終手段「やる気」「本気」のアピール。正式にスタッフにしてくれなくってもいいんです。自分が出来ること、全部行動で示します。勝手に接客をし、勝手に新しいお客さんにダイビングの醍醐味を語り、忙しそうとなれば、店の外でも接客し、掃除だってお任せください。ダイビングツアーの準備もやりまーす。

やり続けること1年半。ようやく社長が私に声をかけてくれました。
「一緒に働きたいのなら、ショップスタッフは無理(一度言ったことはひっこめられない)やけど、今度、新しい事業立ち上げようと思ってるから、その会社の社長やってみる?」と。

しゃ、しゃ、しゃちょー?!思いがけない提案に面喰ったし、なんのことかちょっとわからないけど、答えはひとつ。「やります!やります!絶対やりまーす!」社長デビューとなりました。

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