- 2017-5-11
- HP制作と運用
昨今問題になっている「宅配業者の過剰労働」。
日本の宅配便が崩壊するのも、時間の問題ではないかとさえ、言われています。
今回も、本題にたどり着くまでの前置きが、少々長くなります。
今朝(2017.05.11)の「羽鳥慎一モーニングショー」を見て
今朝のテレビで、利用者側の問題が取り上げられていたのですが、
自身の行動にもいくつか反省しなければいけない点がありました。
- 宛先にマンション名を記載していない
住所さえ記載しておけば、マンション名など必要ないと勝手に判断していたため - 宅配ボックスを利用していない
手続きのはがきを送ったにも関わらず、何かの理由で使えるようにならなかったため - 再三にわたる不在
いつものことではなく、仕事でどうしても帰宅出来ないなどのやむを得ない場合のみ
いずれも、私個人としては正当(?)な理由があり、悪いという認識すらできていなかったことばかり。
即刻改めなければいけません。
更に、私にはもうひとつ反省しなければいけないことがあります。
それは、なんとかして配送料を払わない、もしくは安く済ます、ことに躍起になっているということ。
つまり、配送してもらうことを軽視しているということに他なりません。由々しき問題です。
「配送」について、今一度考えてみる
本来、自ら足を運び、運賃を支払い、時間を使って取りに行かなければいけない。
それを、「たった700円や800円で届けてもらっている」ことを、忘れてしまっているということなんです。
「想像力に欠けている」と言っても過言ではありません。
しかも、私はそもそも、ecoの観点から「運搬、配送」に関して否定的なんです。
- 遠くから運んでもらうと運搬のためのCO2が発生する
- 運ぶとなると、段ボール箱に詰められ、余計な資源が消費される
そこまでわかっていて、この暴挙(前述)。反省然りです。
配送料金設定の問題
今の配送料金に「少なくとも再配達の料金は含まれていない」ということに気付いてしまいました。
以前から少しおかしいな、と思ってはいたんです。
日時指定をすると、割増料金を取られる(場合がある)にも関わらず、再配達は、何度でも割増料金を取られないという矛盾。
本来ならば、「日時指定をして 確実に 指定した時間に受け取る」なら、安くなってもいい筈です。
そして、私が日時指定をしないのも、「どうせ、再配達してくれるんだし」という甘えがあるからです。
そういう意味では、業者側の定めた配送料金のルールにも、多くの問題がありそうです。
配送料金自体の見直しも必要ですが、そろそろ「無料の再配達」は、廃止する時期が来ているようです。
人は「サービス」にお金を払おうとしない
人は「配達」という形のないサービスには、お金を払いたくない、という現実に直面しているということでしょう。私の欲しいのは「配達」じゃない。「モノ」なんだ。という主張。
やっと長い前置きが終わり、本題へと移ってまいります。
実は「ホームページ制作費用」も同じ問題を抱えています。
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一回でシュートを決められるのなら、安く出来る。
だけど、何度シュートしてもなかなか決められないのなら、高くするしかない。
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ということ。
形あるものとしてお客様の目に見えるものも、お客様が欲しいものも、最終納品物である「ホームページ」だけ。
その「ホームページが出来上がるまでの経緯」になんて、お金を払いたくはない。
気持ちは痛いほどわかります。
一回で決めることの「難しさ」と「危うさ」
買ったものを届けて欲しい日時を「1回で」決めることも難しいのに、
自分の作りたいホームページのイメージを、一回で伝えきることが出来るのでしょうか?
恐らく、殆どの人は出来ません。
打合せもなしに決める、あるいは1回だけで決めることで、思っていたものとは全く違うホームページが出来上がることになります。
では、ホームページ制作が完了するまでに、どういう経緯をたどるのでしょうか?
- 業務内容の聞き取り、必要なページの洗い出しなどを実施
- 1回目の打合せ内容にて、ホームページのイメージを作成し、それをベースに検討実施
- 2回目の検討内容を受けて、修正案を作成し、再調整を実施
- 最終案を作成し、了解を得て、デザイン着手
- トップページのデザインを作成し、デザインベースでイメージのすり合わせを実施
- トップページの最終デザイン提出、了承を得て、制作開始
- 同じく下層ページのデザイン、内容を順次提出、了承を得て、制作着手
- 全ページ作成完了後、お客様にて最終確認頂き、納品完了
上記は、あくまで一例であり、打合せはお客様が納得いくまで繰返すことになります。
ホームページ制作会社を選ぶべき基準
「背に腹は代えられぬ」と言います。後悔しないためにも、事前の打合せはとても重要です。
事前打ち合わせ、資料作成にも費用が発生することを、今一度、考えてみてもらいたいのです。
弊社でのホームページ制作は、「お客様が納得いくまで」を前提としているため、
場合によっては、「割高」と感じられる場合もあります。
見えないものだからこそ、入念な打ち合わせが必要である一方で、
見えないものだからこそ、お金を払いたくないものでもある。
「配送料」に同じジレンマを見たような気がします。