- 2017-11-17
- HP制作と運用
ホームページの制作で必要な技術ってなんでしょうか?
ホームページの制作は、いまどき、簡単なツールで、素人でもパソコンがあれば簡単に作れます!
というサイトがたくさんあります。
世の中の技術が発達したということでしょうか。
まぁ、それもありますねー。この25年ほどでインターネット業界は激動の発展を続けています。
最近のホームページは、ホームページを閲覧するユーザーの多くがパソコンではなく、『スマホで閲覧する』というデータが出ていることから、スマホ対応が必須とされつつあります。
この業界を最先端でリードするGoogleという創業25年ほどの巨大企業も完全にスマホファーストを謳っています。
ホームページを簡単に作るツールって使えるの???
簡単にホームページを作っちゃおう!と、たくさんのそういったサービスを提供している企業が言えるようになったのは、このスマホユーザーの増加も少なからず関係していると私は思うのです。
なぜなら、スマホではPC(パソコン)でホームページを閲覧するように、大きな画像や重たい動画処理、大量のデータの閲覧などをサクサク見ることが難しいからです。
もちろん、スマホ本体自体の技術もここ数年で各段に進歩していますから、youtubeなどの動画を閲覧する方も多いです。
しかし、ホームページは、見たい動画とはまた別の話。
見たいな、と思う内容が記載しているバナーをタップして次のページが開くまでの間・・・
イライラっとしますよね。
なので、スマホでホームページを見せるときは、ユーザーにイラっとさせない為に、スマホでもサクサクページが開く軽さが必要とされています。
スピードですね。
ということから、何が言いたいかというと、スマホだと、従来のようにものすごく凝ったデザインで作りこんだページのデザインは受け入れられがたい、ということです。
あくまで、スマホでサクサク閲覧しやすいページデザインが良いとされるようになったのです。
スマホって、パソコンと違って、縦長ですし、もちろん見える画面の大きさも制限がありますよね。
その中で最大限見せる為のフォントサイズや画像サイズってあるわけです。
こういったことが分かって作られているサイトでなければ、スマホではまず閲覧数を上げることは不可能です。
アクセス数を増やすことには成功しても、将来的には「直帰率」を上げているだけの現実に向き合うことになります。
素人の人って、「見にくいサイトは見ない」のです。
でも、「見やすいサイトは見る」のです。
興味があっても「見にくければ見ない」
なぜなら、他のもっと「見やすいサイト」を見に行けば閲覧のストレスを削減できると知っているからです。
どうしても知りたい内容が「とても見にくい、ある一つのサイト」にしか掲載されていなければ話は別ですが。
ということで、
スマホでホームページを閲覧してもらうには、如何に簡素で軽く、見やすいサイト作りを心がけねばならないか?ということがご理解いただけるかと思います。
このことは何を意味するか?というと、従来の様な、ゴリゴリに凝ったデザインを作るためのデザインスキルって別になくてもいいかー、ということになってるってことです。
だから、既存のテンプレート的なちょっとデザインを施しているレイアウトのきっちりしているものがあれば、それを流用して、使う写真をオリジナルのモノで掲載すれば、自分独自のホームページが出来上がるっていう仕組みです。
結構、こういったツールは使えるものがたくさんあります。
→ 無料でホームページが作れる人気 ツール15選
こちらに、有料・無料や機能比較表つきでホームページ制作ツールを紹介しているサイトがありますのでご紹介しておきますね。
ええ。そうなんです。
なんでホームページ制作会社の癖に、無料でホームページが作成できるツールの紹介をするのか?ってことですよね。
ホームページの制作費はこれからもっと高くなっていく?
ええ、そうなんです。(もっかい言う(*^^))
いえ、元々お高いところはお高いのです。
そりゃ、1サイト、1000まんえんをくだらない様なホームページを作っている会社さんもいくつかあります。
1000まんえんて、どんな会社のホームページやねん!!というのは置いておいて・・・
弊社のベースとなる「パッケージ版」のホームページ制作費は、現在は、
全7ページで、その中に、ホームページには必要な
「ブログ」も「問合せフォーム」も含んで、
36万円(常時SSL・レスポンシブ標準)(税別)となっており、追加ページなどが入り、平均してだいたい、60万前後で成約することが多いです。
最近ではほとんどの場合、このパッケージ版での制作受注となっていますが、パッケージ版なので、制作にはかつてほど時間はかからないのです。その分、実は、独自性(原稿の作り込み)に時間を投入できるようになりました。
結構、しつこくお客様とやりとりします。
というか、一方的に突っ込んでいくわけですが。
ここに一番労力がかかっているのが今の制作です。
原稿が出来あがれば、弊社の制作スタッフさんがパッケージ版に原稿を落とし込みながら、必要なバナーなどの制作を進めていくのですが、原稿で悩むところが無いので、かなりスムーズに作業が進むようになっています。
かつて、ホームページの制作は、技術ごとに担当が分かれていました。
・WEBデザイナー(デザイナー)
・WEBコーダー(コーダー)
・WEBディレクター(ディレクター)
そんなところでしょうか?
本来であれば、サーバー周りを専門的に担当できるシステムエンジニア、なる担当も必要だと私は考えていますが、通常のWEB制作会社が「システムエンジニア」を名乗っても恥ずかしくないスキルを持ったエンジニアを雇用するのは、非常に難しいと言われています。
その理由は、WEB制作の単価で雇用できる単価ではない人材だからです。
でも、本当は必要だと思っていますし、弊社には常任スタッフが存在します。
最近のトレンドやIT技術革新の動向を見る限りは、今後は、WEB制作会社でも、単価をもっと上げて、そういったスタッフをしっかり雇用する、という必要があると考えていて、それができないのであれば、制作会社は継続できないと私は考えています。
なので、必要な技術を技術別に分けると、
・WEBデザイナー(デザイナー)
・WEBコーダー(コーダー)
・WEBディレクター(ディレクター)
・WEBエンジニア
となります。
が、最近のそういった技術革新とスマホファーストのおかげで、今や、
・WEBデザイナー
・WEBコーダー
この2つのスキルは、一人の人間が持ち合わせていなくては仕事にならない状態となっており、どちらか一方しかできない人材はこの先WEB制作業界では厳しい状況となっているようです。
最近、巷でよく「10年後になくなる職業」とか言われていますが、これは、所謂、AIにとって代わるということなんですよね。
確かにWEB制作でもコーディング、という作業は6~7割はAIで行ける(いや、実際、AIでなくとも、もうプログラミング技術的にはシェアを取られている)という事実があります。
その一環というか、それの先駆け、というべき、なくなる職業がWEBコーダーであろうかと。
両方できると、なかなか無くなりずらい=なかなかAIだけでは済まない。
そんな感じです。
というわけで、これから、WEB制作に必要な技術は
・WEBクリエイター(デザインとコーディングの両方出来る人)
・WEBディレクター(ディレクター)
・WEBエンジニア
と、なるイメージでしょうか?
比べていただくとご理解いただけるのかもしれませんが、昔のWEB制作に関わる技術者レベルよりも、今の方が高度な技術レベルを一人の人材が要望される、という内訳になっているのです。
当然、昔のスタッフよりも、高度な技術レベルを要求されて対応するスタッフの方が単価が高くなるわけですね。
しかし!!!
だからといって、会社として、「安易に値上げ」をすることが良いことだとは思っていません。
ありがとうございます。
私たちは、出来る限りの様々な企業努力をして、今のままの制作費のまま、出来るところまで走って行くつもりです。それで、品質を落とすつもりも、もちろんありません。
私が弊社の制作物に求める品質は、
=======================
「見た目」「機能性」そして「中身(掲載内容)」
=======================
なのです。
ただし、これから、ホームページを制作会社に発注すると、徐々に単価が上がっていく可能性が否めない、ということと、原稿がなければ、高い外注費を払ってつくろうが、無料のホームページ作成ツールで作ろうが、何の効果も得られない、ということは、最近のトレンドとして、ご理解いただいておくに越したことはないと考えています。
そして、やっと本題、「ホームページ制作は原稿が命!」
単価の高い制作会社に発注をする予算が無い会社さんであれば、文頭に書いたような簡単にホームページを作成できるツールを使って、下手に見た目に格好をつけたものを多額の経費を使って作るよりも、無料で自分の好みで軽く作って運用する方がよほど「マシ」だとお伝えしておきたいと思っています。
そして、「自分の好み」とは言いましたが、やはり企業イメージ、みたいなことは考えてデザインは選んだ方がいいでしょう。
そして、やっと本題に来ましたが、
ホームページの制作では、「見た目」よりも、もっともっと重要度が高いのは、「原稿」です。
原稿がしょぼかったら、ホームページは何の役にも立ちません。
何の役にも立たないし、誰かがやっと見てくれても、全く役に立ちません。
中小企業の多くがとりあえずホームページを立ち上げて、そのホームページをどうやって人に見てもらうか?
というと、基本的には、
営業マンなり、社長本人がお客様周りをして、または、
異業種交流会などに出席して、
名刺交換し、
そこで多少のインパクトを与えることに成功したら、
名刺を受取った相手は、会社に戻ってから、名刺を確認して「社名検索」もしくは「URL」を開いてホームページを見てくれることになります。
ほとんどの中小企業は、これが、ホームページの閲覧数となるのです。
※オフィシャルサイトの場合
その時に、ホームページの内容が、ちっとも
・御社の魅力を表現できていない
・こともあろうに商品(サービス)の記載がない
・独自性を謳えてない
・何をしている会社かわからない
など、そんなホームページだったらどうでしょうか?
名刺交換の場も時間も、また、そこでいくらか与えたインパクトも、全てが水の泡となるのです。
とても残念なことですよね。
例えデザインがものすごく格好のいいサイトでも同じです。
というより、デザインがものすごく格好良くて中身の内容が無いサイトだったら却って格好悪いですね。
もちろん、ホームページの原稿は格好をつけて書くものではありません。
御社の魅力をしっかりきっちりわかりやすく発信する。
こういった原稿を作るのが大切なのです。
その原稿を作るには、皆さんが考えているよりもはるかに時間が掛かります。
試しにやってみてください。
本当に「これだ!」という原稿を作り上げるのは、ちょっとやそっとの努力では収まりません。
実は、弊社のホームページ制作費には、
コンテンツ制作費(原稿作成費用)は含まれていません。
原稿の作成が必要な場合は別途料金がかかります。
ということになっています。
しかし、この「コンテンツ制作費」は、いわゆるパンフレットデータの内容的なものいいのです。
最悪の場合、「箇条書き」でも構いません、と申し上げています。
なので、大抵の場合、「コンテンツ制作費」をいただくことはありません。
なぜなら、パンフレットもサービス内容の説明書きも存在しないような会社さんて、まぁ無いからです。
私が大切だ、とここで言いたい「原稿」というのは、それではありません。
原稿は原稿でも、
そういったパンフレットやサービス内容の説明とは違い、
他社とは何がどう違うのか?
御社の独自性を明確にし、
それを明文化し、
ホームページへ掲載する原稿に付け加える、
ということをしています。
ホームページ制作の根幹は、ココです。
これが絶対に大切です。
これは、多くの会社の社長さんにもなかなかできないことなんです。
その理由は、以下のメルマガの記事で書いています。
→ 「御社の魅力」を正しく伝えることの重要性
自分の魅力をアピールするのはなかなか簡単なことではありません。
特に私たち日本人は自分の事を自慢することを良しとしない民族性を持っています。
なんだかんだ欧米化した、とは言え、
自分の自慢ばっかりする人は嫌われるし、
自分も嫌われたくないからどうしても謙遜=美徳と考えがちですよね。
しかし、自慢ではなく、企業(情報発信者)には閲覧者にちゃんとお知らせしてあげる義務があり、閲覧者は、御社の良いところをちゃんと知る権利がある、と考えていただければわかりやすいと思うのです。
自社のここはダメ
ここは良い。
この順で考えてみるととわかりやすいかもしれません。
御社の魅力を発見するには
↓ こちらにメルマガで書いた内容をアップしています。
「御社の魅力」を正しく伝えることの重要性
是非、参考にしてちゃんとしてホームページの原稿を作る努力をしてみてください。
ホームページから問い合わせてくるお客様の質が変化します。