すぐれたホームページとは、どういったホームページのことを言うのでしょうか?
ユーザーの心をわしづかみにして、そのサイトから何かを必ず買いたくなる。
そんなホームページなのでしょうか?
これを正解と思う方もおられるでしょうし、
最近は、そんなことばっかりが台頭してきて、嘘も多いインターネットの世界、というイメージもあり、そういうことではないんですよね~とお考えの方も多くなってきたかと思います。
そうですね。
基本的には、優れたホームページというのは、そのサイトに何らかの理由でアクセスしてきた人が求めている情報を適宜にわかりやすく紹介している必要があると考えられます。
わかりやすいホームページの6つの要件
わかりやすいホームページの要件というのはいくつかあると思います。
ユーザーがホームページにアクセスし、内容を閲覧する順番にそれぞれのポイントで満たすべき要件があるのです。
テキストで書くと、抽象的ですが、以下の様なことです。
------
1.あなたのホームページを発見する(情報に出会う)
2.あなたのホームページを見て共感する(関心・興味を持つ)
3.見に来た人が興味を持っている情報が見つけやすい
(わかりやすいナビゲーション・基本的なユーザビリティが整っている)
4.ユーザー属性ごとの情報がわかりやすい
5.直観的に内容が把握しやすいデザインになっている
6.コンテンツ(魅力的な内容が豊富に掲載されている)
------
ざっと書き出すとこんな内容でしょうか。
この要件は、すべてをできるだけバランスよく兼ね備えている必要があります。
あなたのホームページにこれらの要件のうちで、「1」しか満たしていないとすると、あなたのホームページにアクセスした人は皆、すぐに他所のサイトに飛んで行ってしまいます。
広告を貼る場合に、絶対そうであってはいけないことです。
「2」だけだったとしたら、たまたま運よく見てくれた人は、何かの文言に共感しても、それまでです。
「3」だけだったら?当然、中身が伴っていないと、いくら整理されていても見るものが無いやん、となりますね。
そんな風に、どれだけが優れていてもだめなのです。
逆に、一つだけ欠けていても問題です。
今日、皆さんにお送りしたメルマガ
「スマホの使い方って誰かに教えてもらいました?」にも書きましたが、スマホの使い方なんて、学校でも教えてもらわないし、だいたいは、最初に購入して見た目でみんな使いますよね。
教えてもらわないのに、自然に使えるようになりますよね。
LINEもそうだし、Facebookもそう。インスタなどSNSもほとんどの場合、殆どの人が、いちいち人に教わらなくても自然に使えるようになります。
ホームページも、人が見やすく、自然に必要な情報を得られる作りでないといけない、と、そういうことなんです。
じゃぁ、どういうホームページ作りが正解なのか?
これまた、抽象的になりますよね。
しかし、正解はあります。
1+1=2
という明確な正解ではありませんが、あなたの会社が、
・どれくらいの規模で、
・何をやっていて、
・どういう方にホームページを見てもらうことで会社に利益をもたらすのか?
そういったことによって、正解は異なりますが、実際、ホームページの作り、ということでは正解は存在します。
そして、その正解は、終わりではなく、常に過程だということも知っておく必要があります。
会社の経営は、安定を望み、ある一定の安定で満足して落ち着いてしまうと、あとは下る一方だともいわれます。
それと似たようなお話です。
ホームページもある一定の正解を手に入れたからと言って、そこでストップすると、すぐにライバルが発生し、更にライバルの数は物凄い勢いで増え、ライバルたちに追い越され、自社のホームページはどんどん古いものになっていき衰退していきます。周りが成長すれば、自分が何も変わっていない=衰退なのです。
ですから、常にその時の正解を追い求め進化する必要があります。
デザインではありません。
デザインも時においては、進化する必要がもちろんありますが、常々進化し続けるべきなのは、ホームページに掲載している「情報」です。
商品やサービスの紹介ページの場合もあれば、多くは、「お知らせ」や「イベント情報」などの更新情報だと考えられます。
これらの情報が数か月前で止まってしまっていると、ユーザーは「あれ?」と思うのです。
裏返せば、更新の日付が「昨日」であれば、それが普通で、安心してそのホームページの情報を取得するのです。
話しがずれましたが、ホームページの「更新」ということにおいては、以前、書いてあるブログ記事、
「ホームページを制作するときに考えておくべきこと」
や、当社のサービス紹介ページ
「作ったまま放置していませんか?」
も併せてご覧ください。
話しを戻しまして、ホームページ作りの正解ですが、
------
1.ユーザーは誰か?(見てもらいたいターゲット)
2.その人たちは何を見せれば反応するのか?(何を掲載すべきか)
3.その人たちがあなたの会社の情報を見るには、ホームページがどこにあればいいのか?(広告?検索?)
------
これが明確である必要があります。
もちろん、商品・サービスは、1社一つではないですよね。
しかし、まったく違う商品やサービスを扱っていて、ターゲットが全然違うんだ、ということになれば、実は、サイトは二つあった方がいいかもしれません。
しかし、全てを絶対正解にしようと思うと、普通の中小零細企業では、予算がいくらあっても足りません。社内に何人ものWEB制作担当者を自社で抱えていれば話は別でしょうが。
なので、上記の3つをしっかり検討した上で、
------
4.優先順位
5.ホームページで達成するべき目的
------
を決定する必要があります。
ただし、コーポレートサイトの場合は、いくらAという商品を優先することにしたとしても、会社が何をやっているのかすべてを書いておくべきだと考えていますので、優先順位を下げての記述はするべきです。
この5項目をしっかり考え、決定するのが、ホームページ作りの正解に辿り着く第一歩であり、正解の大前提なのです。
ホームページを初めて作ろうとされている方、また、ホームページのリニューアルを考えられておられる方は、ぜひ、ここから見直し、こういったこともしっかり打合せしてくれる業者選定をされることをおすすめしておきます。