ホームページの「成功」って何ですか?
どうなったら、御社のホームページは成功した、と言えるのですか?
ホームページ制作の「成功」、まあ、それも必要でしょうけど、ホームページそのものがうまく活用されて、実際に、集客や、販売や、商品の問合せがあるなど、直接顧客と繋がり、その繋がりによって、そのホームページを運営する企業や人が目標とする利益を獲得することが、
「ホームページの成功」
と言えるのだと思いませんか?
これができないようでは、ホームページを作る意味が半減します。
ホームページをうまく活用して、
・集客
・販売
・問合せ
などを獲得するには、まず、アクセスを集めなければなりません。
「アクセス」とは、ホームページを見に来る人たちのことです。ホームページを見に来る人達の行動を「ホームページにアクセスする」という言い方をします。
ホームページにアクセスを集めるには?
「SEO対策」という言葉を聞いたことがあるかと思います。無くても別に構いません。この「SEO対策」というのは、検索エンジン(GoogleやYAHOO!などのこと)で、何かを検索した時に、検索結果画面に出てくる順位を上に上げる対策のことと世間一般には知られていますが、
SEOは、正確には「Search Engine Optimization」と言い、実際には、
・何かを検索したユーザが、
・適切な検索結果を得られるように、
・検索結果を提供する検索エンジンの検索結果で、
・自社のホームページが上位に表示されるようホームページを最適化すること
を言います。
ホームページにアクセスを集めるために、「SEO対策」をしなければならない、とよく言われますが、単にSEO対策をして、アクセスを集めるだけでは、ホームページの成功には繋がりません。
一般に、WEBマーケティングと言われる、マーケティングを設計し対策していく必要があります。
ホームページにアクセスを集めることは、とても大事なことなのですが、闇雲にだれかれ構わずアクセスされても、ホームページから問合せなどが来るとは限らないのです。
ホームページにアクセスを集める場合、具体的に以下の様な手順で進めます。
1.お客様がどんな情報を求めているかを知る
2.お客様が求めている情報をホームページ掲載する
3.貴方のホームページの情報はどんなキーワードでアクセスした人に有益なのかを考える
4.アクセスしてきたお客様が必要な情報にすぐにたどり着けるレイアウトやデザインを考える
5.ホームページを作る(リニューアル、一部改廃するなど)
6.お客様が必要としている細かい情報を、わかりやすい文章で、出来る限り詳しく、出来る限りたくさん発信し続ける
1~4を考えた時に、現在のホームページでは、どうにもダメだということだったらリニューアルしかありません。
でも、一部を改廃したら何とかなりそうだったら、一部だけのリニューアルでも効果を発揮できるはずです。現状のホームページが、あなたの想像する1~4の内容に沿うかどうかをまずは検証しましょう。
本当は、この1~4の前に、事業を成功に導くための大切な作業があるんですが、その話になるとホームページからかけ離れていって、経営のお話になるんで、ここでは敢えて割愛します。
ホームページ自体をどうにかするのはここから
4まで、めちゃくちゃ考え抜いたら、やっと、ホームページを作る(リニューアル、一部改廃する)のです。
この、めちゃくちゃ考え抜く、という作業がとても大事なんですが、一人で考えてはダメです。特に経営者が一人で考えて部下に命令するのはタブ―です。なぜなら、独りよがりのホームページになって、なんらお客様の期待する情報を発信できないことが、非常に多いからです。
必ず、第3者(できれば、既存顧客とか、お客様になってほしい人が良いです)に見てもらって、どう書いてたらいい?どんな情報があればうれしい?という質問をし続け、その方が納得の行くものを作るのが良いでしょう。それも、一人ではダメです。何パターン化の、想像するお客様像に当てはまる方をピックアップして、各方面からの意見収集がモノを言います。
ただし、それらの情報を整理してまとめるのが大変な作業です。が、まとめなくてはいけません。それは、腕のある、すべての意味と目的を理解できる業者に任せれば、うまくまとめてくれるはずです。
申し訳ないですが、だいたいホームページを作るだけの会社だと、うまくまとめきれません。出てきた内容をそのまま、パソコン(インターネット上)で見えるようにしてくれるだけです。
原稿はプロのライターが書く
それでは、誰がまとめるのか。
例えば、弊社の場合は「ライター」さんがいます。社長がライティングする場合もありますが、プロの「ライター」と言われる方がまとめるのがベターです。
見出し、段落など、読み手が読みやすい文章として書かれます。
もちろん、「ライター」さんもピンキリですが、やはり本の出版にたずさわった経験があったり、様々な公的な場所でライティングをした経験がある人に依頼するのが一番です。ホームページ内に掲載する商品紹介のページなどの原稿でも、素人が原稿を起こすのと、プロのライターがヒアリングした上で、原稿を書き起こすのとでは、まったく読み手の受け取り方が変わります。
*ホームページを制作するには、どんな役割の人が必要なの?
*ホームページはWEBデザイナーだけで作れるものなの?
ライターさんが文章をまとめ、その会社のホームページの原稿を作り上げます。それをWEBデザイナーさんが読み込み、確認。その会社の事業内容、ユーザーターゲット、独自性などを理解した上で、WEBデザインをおこします。
そう。ホームページを作るのは、まず、「中身から」です。
だいたいの場合、失敗するのは、トップページの見た目に拘るところから入る場合。10人中9人の経営者の方が、この失敗を犯してしまいます。このやり方が失敗になってしまう理由は、トップページの見た目に拘るあまり、自分の気に入るデザインのものが出来上がったら、それでホームページを作ることに対する熱が冷めるんですね(*^^)
決してディスっているわけではありません。
本当に、そういうことが多いんです。
そこに負荷をかける要望を出される場合、私たちも、それ以外の箇所へかけるべき労力をそちら(トップページの見た目)に咲かざるを得ないことで、本来、負荷をかけて作成するべき中身に労力をかけることが予算的に厳しくなるわけです。
ホームページを成功に導くには
基本的は、弊社では、トップページのデザインを打合せする際に、ターゲットを明確にしていただくところから始めています。
この工数を「端折る」と、双方の考えが食い違い、結果、何の結果ももたらさないホームページが出来上がり、そのプロジェクトは失敗に終わるのです。
しかしながら、ホームページを作る、など、ホームページをどうにかしよう、となった時、
・ホームページをどうにかする目的
・ホームページに求める結果
・そのためのターゲット設定
・ターゲットの求めるものの調査
・目的、結果をもたらすための対策
など、ホームページ自体を作ることに着手する前に、作戦を立てる必要があり、その作戦さえ、きちっと立て、出来る限り、その作戦から逸脱しない方向で進めることで、実際に、ホームページは大きな成果をもたらします。
ホームページの成功は、実際に作ることに着手する前の準備段階で、成功率は8割決まると考えていただいても問題ありません。これができなければ、100万、200万の費用をかけてホームページを作ったところで、成功にはなりません。
こういった手順をしっかり踏んだ上でホームページが出来上がったら、後は、ホームページを活用するために、情報発信をし続けながら、データを確認して、PDCAのサイクルを回して運用するのです。
これが、ホームページを成功に導く、最も正しいやり方なのです。