会社経営をしていると、どうしても売上が激減するような事態が発生する可能性は否定できません。
年間通して、通年水準になるようリカバリー出来ることもあれば、間に合わず、ひどい決算になる場合もあるでしょう。
当社の様な超小規模な会社でも、売上が容赦なく下がることがあります。
ただ、当社の場合、売り上げが下がる理由は、ただ私の努力不足、手抜き(*^□^)、そういったことが原因であることは、私も含め、スタッフにも明確になっています。
これは決してスタッフを責めるわけにはいかないから、とか、スタッフを庇うために言っているのではなく、単に、営業に関わるなにものもスタッフたちには渡しておらず、責任を取らせるべきことを一つもさせていないからなのです。
今後は、そうは行かなさそうなので、どうしていくべきかを思案しています。
売上激減の理由を追求するのかしないのか?
企業であれば、必ず追求して原因を解明する必要があるでしょう。
もちろん、その目的は、売上を戻し、再発を防ぐため、というところでしょう。
「売上激減の理由・原因の追究」
という言い方をすると、個人を特定し追求する、ということも雇用されている方は感じるかもしれませんが、会社は決して、 個人に原因を特定してはダメなのです。
もちろん、何か従業員が悪意を持って売上激減に関与するということもあるかもしれません。
もしかしたら、悪意は無くても、技術力、能力不足だったり、向き不向きに左右されていたり、経営者からは見えないところでの人間関係に問題があったり、そんなことで、会社としての売上に響く事態が発生した、ということが原因の場合もあります。
しかし、その原因の原因は、やはり、トップの責任であるわけです。
なぜ、技術力の無いものをその部署に配置したか?
なぜ、人間関係に問題があるような事態を放置、無視、気づかないようなことになっているのか?
など、結局は、トップの責任であるわけです。
だから、日ごろから、どういうことに気を付けて会社経営をしなくてはならないか?など、経営者の会などに行くと、経営者の尽きない悩みを紐ほどくため、様々な経営者が寄り合って議論を交わしていたりするのです。
当社の場合、私には、売り上げについて、そこまでの悩みは今のところありません。
昨年度の売上は、一昨年度より、1000万円くらい下がったのです。
元々3000万ほどの年商なので、大打撃、のはずです。
しかし、利益は上がっています。
売上が下がった原因は、先述の通り、私の努力不足、手抜き。
正直、そこまで必死に数字を追いかけなかったからです。
今年は、通常水準に近いくらいまで売上数字を戻す様にと、指示が出ています。しかも、経費の増加枠も設定されています。
そんなに厳しい数字でも条件でもないと思っていますが、少し気を許すと、不達で終わると感じています。
税理士先生、その辺りのコントロール能力が高いってことなのでしょうね(*^□^)
で、話は逸脱しましたが、売上激減の理由・原因をどう追求するか?に戻します。
当社は、原因究明が簡単で、しかも、原因→目標設定→達成の努力と、やることが目に見えています。
人が複雑に絡んでいないから解決が簡単です。
しかし、企業や組織というのは、一度膨らむと、たくさんの人が絡み、とても複雑になっていきます。
私はまだ未経験ですが、30人~ となってくると結構つらいのではないでしょうか?
もしかしたら、20人~でも、辛いかもしれません。
ホームページの営業をしていると、様々な企業のトップにお会いすることが多いです。
そこそこの企業規模になると、担当者が存在し、ホームページのことでお話しするのも担当者レベル、ということも多々あります。
また、面白いのは、当初は担当者が担当していたとても、途中からやはりトップと直接やり取りすることも、最近では、結構、発生しています。
また、話がずれるので戻しますが、
売上減少の原因は、追究しなくてはいけない。
しかし個人バッシングは無意味です。
更に、原因を追究しないまま、定性的な動機で対処するのも間違い。
その点、ホームページを売り上げに絡ませるように関連させていれば、アクセス解析データから、様々な理由、原因を特定できる可能性が非常に高いのです。
もちろん、店舗販売などで考えると、ホームページのアクセスだけではダメです。
現場の声を聴くことも大切ですが、聞くだけだと、結局ふわっとした「定性的」な意見しか出てきません。
やはり、現場の状況を詳しくレポートする体制を作る必要があります。
しかし、その体制をつくり、ホームページの数字と照らし合わせ、両方のデータで分析すると、売上激減は間違いなくストップすることが可能であり、その後の復活戦略も立てやすいのです。
経営は、戦略。
売上は、戦略。
戦略なきところに・・・
よおわかりませんが、
営業も、戦略。
とにかく戦略無く、考えなく、無暗に人を動かしたり、雇ったり、新しいサービスや、商品を増やして、経費をいくら使ったところで、売り上げは復活しないのです。
まず、原因を探る。
そして手当をする。
傷口を探せず、流血を止めようとしても、止まるわけがないですよね。
原因(傷口)の追求は、とても大切です。