一旦、破滅に追い込まれた
が最近、再び猛威をふるっています。弊社で管理しているメールアカウントのいくつかにも、Emotet のダウンローダーが添付されたメールが巧妙に送られてきます。
以前のように不自然でちんぷんかんぷんな文面ではなく、過去に送った(あるいは受信した)ことのあるような相手先を装った内容になっています。
ほんの数年前のこのたぐいのメールとは雲泥の差です。
ただ、やっぱりわけの分からない内容なのでちらっと見ただけで「怪しいな・・・」と気づくことができる程度の文面ではありますが。(将来、全く区別できない程度まで進歩してしまうのではないでしょうか)
しかし、万が一誤って感染してしまった場合、かなり面倒臭いことになります。
面倒くさいだけで済めばよいですが、取り返しのつかないことにもなりかねないので、大変です。
自分のパソコンが使えなくなったり、自分と繋がっている人へ迷惑をかけたり、自分のパソコンが繋がっている社内LANなどに接続された機器に影響がおよんだり、と、その対応に多大な労力とコストが掛かることになりますので、メールに添付されたファイルを開く際は注意が必要です。
IPA でも日本語で書かれた新たな攻撃メールとして注意喚起しています。
具体的には以下のような点について対策を実施いただき、メールの取り扱いにご注意ください。
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- 身に覚えのないメールの添付ファイルは開かない。メール本文中のURLリンクはクリックしない。
- 自分が送信したメールへの返信に見えるメールであっても、不自然な点があれば添付ファイルは開かない。
- OSやアプリケーション、セキュリティソフトを常に最新の状態にする。
- 信頼できないメールに添付されたWord文書やExcelファイルを開いた時に、マクロやセキュリティに関する警告が表示された場合、「マクロを有効にする」「コンテンツの有効化」というボタンはクリックしない。
- メールや文書ファイルの閲覧中、身に覚えのない警告ウインドウが表示された際、その警告の意味が分からない場合は、操作を中断する。
- 身に覚えのないメールや添付ファイルを開いてしまった場合は、すぐにシステム管理部門等へ連絡する。
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引用元:IPA「Emotet(エモテット)」と呼ばれるウイルスへの感染を狙うメールについて | 対策
くれぐれもご注意ください。