経営コラム⑤ 思い起こせば常軌を逸した飲食店出店

法人税の支払いを逃れるために思いついた妙案はお店の出店。業務請負業とは縁もゆかりもない「お好み焼き屋」と「レストランバー」と「室内射撃場」。

◆飲食店の出店に向けて

当時、江坂の一等地と言われていた「江坂駅前ビルの2階」に100坪ほどのレストランの居ぬき物件を即契約。敷金2000万円、工事費2000万円で500万円の法人税があっという間に4000万円の借金と化す。500万円の現金がなかったのに、どこから4000万円ものお金を工面したのかは記憶にあらず・・・。

そしてオープンしたレストランバー「BARBWIRE」、お好み焼き屋「必殺お好み大作戦」、室内射撃場「シューティングレンジ」の3店舗。税金対策がきっかけの「お店開店」なのに、内装に凝りまくり、欲張って3店舗も出店。とことんおめでたい性格です。

◆店舗出店後の奇怪な行動

会社経営者でありながら「経営知識」のない私。当然、飲食店経営に長けているわけもなく、更なる迷走劇のスタートです。3店舗もオープンし、浮かれた私は「もってこいの宴会場が出来た」とばかりに「自分の身内」と「自分のお店」で盛り上がる毎日。
毎朝、出勤途中のサラリーマンの方にチラシを配りまくって集客するも、身内客で盛り上がる店内に、せっかく来てくれたお客さんが入店をためらうというあってはならない事態・・・当然、儲かるわけもない。

そんな状態のまま「いつか繁盛するはず」と、続けること1年半。お店の家賃も次第に払えなくなり、更に本業もおろそかになる始末。飲食店経営は2年間のランニングコストを用意して始めないと潰れるという話、身をもって学習する結果に・・・。

◆閉店に追い込まれるという当然の結果

とうとう閉店を決意。閉店に伴う手続きの中、ある日、夜中にお店の片隅の事務所ではじめて見つけた試算表の「△」印。「△」印の前にある数字は何度数えてみても桁は「億」。確かその額は2億9せんまんえん・・・・・えーーーーっと、に、おく、きゅう、せん、まん、えん・・・・・。これまで見たことのない数字の羅列!理解がなかなか追いつきません。さて、もう一度。いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、せんまん、いちおく・・・・・やっぱり290,000,000・・・・・まさかの9桁です!これは私と関係のある数字とは思えません。

税理士先生に「△」の意味を確認すると「マイナス」だと教えてくれました。

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