全て、興味から始まる
最も簡単そうで、意外と難しい「聞く」ということ。何故、ちゃんと聞けないのか?
たぶん、相手がどうあれ、自分の話したいことがあるから。
でも、それってアンフェアーです。
- 何故なら、自分の話したいことを聞いてもらうには、
- まず、相手の話を聞くことが最低限のルールなのに、
- 自分は聞いてないなんて言語道断です。
誰かと話をする時、「なんで?」「どうして?」「なんのために?」と次々に疑問がわいてますか?
いつも疑問が沸いてしょうがない、と言う人は大丈夫。いつも相手の人に興味深々な証拠だと思うんです。
ばったり会った人との会話
時折、思いがけず「知り合い」に会うことがあります。
- そんな時「気まずいな、何も話すことがないなぁ」と思った経験ありませんか?
- 早くこの時間が過ぎ去ってくれることしか考えられない、なんてことはありませんか?
そんな時の会話は、
- 「お久しぶりです、お元気ですか?」
- 「あ、元気です。元気ですか?」
と一向に弾みません。そんな経験ありませんか?
一方で、興味のある相手や、気心の知れた相手であれば、
- 「いや~、久しぶり~。元気だった?なんかちょっと疲れてない?最近仕事忙しいの?」で始まり、
- 「そうなんですよ~、最近毎日終電で・・・家と会社の往復で、寝ることだけが楽しみって生活してるんですよ~」 と続き、
- 「そんなに大変なんだ。いつから続いてるの?それっていつまで続くの?」と自然な会話のラリーが続く。
これって相手に興味がある証拠ですよね。
ビジネスだって同じこと
仕事で「お客様の話を聞く」 のは、全然違うと思うかもしれません。でも結局同じことなんです。
結論は「興味があるかないか」。ただそれだけだと思うんです。
何故なら、興味があれば、自然と疑問が湧いてきます。
- お客様と話をしていて、何も疑問が湧きおこらないなら、それは興味のない証拠。
- 一方で、なにかしら「この人の役に立ちたい」と思っていれば、自然と相手の話に興味が湧いてきます。
そうなれば、話を聞き漏らさないように心掛けるというものです。
お客様に興味を持つと、何もかも楽しくなる
- 真剣に相手の話に耳を傾け、
- 興味深々でで質問されると
- 相手はとても話がしやすくなり、
- 通り一遍の話にとどまらず、
- 悩みや愚痴、なんなら「ここだけの話」も飛び出してきたりします。
相乗効果ってやつですね。
プライベートでも、仕事でも、コミュニケーションの第一歩は 「興味を持つこと」。
人はみな、自分の話を聞いて欲しいものです。
- 自分の胸には抱えきれない隠し事や、
- 大きな大きな不安や、喜びから、
- ものすごく些細な、どうでもいい感想に至るまで
なんでも自分の頭に浮かんだことや、感じたことは聞いて欲しいものなんです。
- 話し上手になるのは難しそうだけど、
- 「相手に興味を持つ」だけならば、
すぐにも出来そうだと思いませんか?
私たちはいつもお客様に興味深々。なんでも相談してもらえれば、それだけで嬉しいのです。