「SEO対策」流行の発端
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で日本語訳だと検索エンジン最適化。
なんで巷でこんな言葉が大流行するのだろう?という疑問。その立役者は言わずと知れた通称「ホリエモン」。
ホリエモンのブログが有名となったことで「ブログを書けば儲かる」という勘違いが世の中に広まり、ブロガーが激増。
その結果、Yahoo!で何を検索しても(当時はYahoo!が主流)、当時の技術レベルではくだらないブログばかりがヒット。
「やっぱりブログは検索エンジンに認知されやすい」=「儲かる!?」と、短絡的な人たちの誤解を助長することになり・・・
その結果、Yahoo!がブログを検索結果に出すことをやめてしまいます。
ブログがだめなら、今度はホームページの検索結果上位表示を画策する輩が出現。
一部の「ホリエモン」のような知恵者がネット上で儲ける様を見て、短絡的に「やっぱり儲かる」と考えた低俗な噂が発端です。
SEO対策方法の調査に乗り出す
当時のSEO対策は、基本的にはアフェリエイトでのアクセス獲得と同じ論理です。
対象となる商品やサービスを検索する際、キーワードとして利用される「単語」や「複合語」を選ぶことから始まります。
そして、選出した「キーワード」で検索された際、自社ホームページが上位表示されるように情報発信するというもの。
当時のSEO対策は比較的単純。1ページ内にターゲットとなるキーワードをおかしくない程度に、より多く散りばめるなど、
検索ロジックは公開されてないものの、いくつか効果的な対策方法が存在したのです。
2008年、SEO対策希望のお客様でモニター実験開始
調査の結果、ある程度SEO対策方法は解明できたけれど、これだけのことで「仕事」になるとは思えません。
一方で、やってみないと結果はわからないという不安要素も残ります。
というわけで、既にお取引のある顧客の中から無料モニターを募集。
10社位を対象に検証開始。仮説の裏付けが取れました。
今では2008年当時に有効だったSEO対策の多くは無効となりました。
一方で、検索エンジンの目的である「ユーザーの求める情報を、的確かつ迅速に提供すること」は何も変わっていません。
技術革新により10年後には約半数の仕事がAI(人口知能)にとって代わると言われる今。
そのAIによって、人間並みに文章を判別できるようになったのです。
そして「昨今のホームページの急増」との相乗効果により、現在のSEO対策はとても複雑なものとなりました。
ホームページの急激な増加
単純なSEO対策はほぼ全て無効となった今、力を注ぐべき対策は、価値ある「独自情報」を発信し続けるということ。
調べてみたところ、2014年9月17日時点で、世界のWebサイト数は10億件を突破。
日本に限ってみても、現時点(2017年1月時点)で1億件に迫る勢いだそうです。
行方不明者を探し出すことが簡単ではないように、ホームページを探し出すことも簡単ではない、
ということが少し、ご理解頂けたのではないかと思います。