「大儀なき解散」と揶揄されるも、自民党は「衆議院解散」は総理の専権事項と、解散してしまいました。
北朝鮮問題で 私の知る限り最も 緊張が高まる緊急事態の中、あろうことか日本人同士で火花を散らす、という事態に突入しました。
アベノミクス
アベノミクスとは、日本銀行がお金を増刷し、マネーサプライを増やすことで「日本経済の活性化を促す」という取組み。この政策、生まれた時からお坊ちゃまで、お金に困ったことのない人達の考える「経済対策の限界」に思えてなりません。
マネーサプライが増えれば、
- 銀行が積極席にお金を貸すようになり、
- 投資家が積極的に投資し、
- 企業が積極的に設備投資することで、
- 結果的に経済が活性化する。
というマクロ経済の論理なんでしょうが・・・。
一方で、「不況不況」と言われるけれど、日本はそれなりに贅沢だと思うのです。
念のために付け加えておくと、私のいう「贅沢」には、一部語弊があるかもしれません。
7人に1人の子供達は、経済的問題を背負っていると言われており、それは
- 充分な「教育」が受けられない
- 充分な「愛情」が受けられない
中で、成長していくことを意味します。
幼少期に施される「教育」、幼少期の「育成環境」は、人の人生に甚大なる影響を及ぼします。
だから、この子供達は当然救われるべきだと思います。
現代社会における「購買欲求」
ただ、過去を振り返ってみれば、今ほどモノ溢れの時代は存在せず、
- 多くの人が必要以上の衣服を保有し、
- 多くの人が食べ物を残すなど、食料を粗末に扱い、
- 多くの人がエアコンなどによる「必要以上に我儘な快適空間」で過ごしている。
現代人の購買欲求は、
- 持ってないから欲しいのではなく、
- 持ってるけどもっと欲しい、あるいは、買い替えたい。
ということであり、欲しい理由は困っているからではなく、大別すればただの「欲望」。
- しかも、日本は「超高齢化社会」の「少子化社会」。
- 人口は減少傾向。
そんな背景の中、好景気を期待する方がどうかしていると思うのです。
本当に必要なのは 将来に対する不安の払拭 ではないのでしょうか。
消費税10%の延期とか廃止とか、そんな小さな問題ではなく、もっと根源的な対策。
先行き不安なこの世の中で、「見えない将来に備えて」財布の紐をきつく閉じています。
日本経済の全消費の60%を占める個人消費。
この60%の個人消費活性化のためには、マネーサプライの増加など、何の意味もないと思うのです。
これからの仕事事情
これまで何度か「AI」をテーマにブログ記事を掲載してきましたが、
やはり気になるのはAIの進化により、今後約50%の仕事がなくなってしまうということ。
これも、立派な将来の不安材料のひとつです。
教育体系に関しても、今の延長線上ではなく、AIには出来ない人間ならではの
- 臨機応変な
- 総合的な
- 経験的な
- 空気を読む的な
- 感情的な
うまく表現できないけれど、「感覚でしか判断できない」ようなことを教育する必要があると思うのです。
- 感覚が研ぎ澄まされているのも、実は幼少期。
- しかも、常識やら損得勘定やら、要らない情報に侵されてもいない。
人間ならではの感覚的な何かを学ぶには、もってこいの時期なんです。
一言で言えばコミュニケーション能力。
ひと昔前の世の中でも、コミュニケーション能力が乏しければ、知能が高くても就職するのは難しかったのです。
今後ますます、その傾向は強くなっていきます。
ホームページを売るという仕事
私はこれまでずっと「ホームページのような、ある意味実体のない、得体の知れないもの」を「飯の種」にするなんて、「酔狂な物好き」と考えていました。
- ホームページ制作会社なんて、世の中に履いて捨てるほど存在し、
- 参入障壁は、限りなく低く、
- お客様の「知識」も「判断基準」も極めて低い。
- どこからどこまでが仕事の範囲なのかも明確ではなく、
- ホームページ制作価格もピンキリ。
ひとつも「おいしい条件」が見当たりません。
そんな中で「鎬(しのぎ)を削る」なんてことは、本当にばかげていると、ずっと考えていました。
何故なら、「値段で勝負しない」と決めた時、成約を獲得するのはとても難しいからなんです。
- お客様が、よっぽど世間を知らないか
- よっぽど、戦略が研ぎ澄まされているか
- コミュニケーション能力が高いか
- 相手の心の中を読み、攻略する巧な技を持っているか
- 「この人に任せれば安心」と思わせるなにかを持っているか
- とにかく、誰よりも挫けない根性があるか など
「ホームページを売る」という仕事は、同じ営業職の中でも「人間力」やら「対話力」やらが要求されると思うのです。
そして、思い至った結論。「今、必要とされる能力なのかもしれない」ということ。
- Web制作技術とか、システム開発技術の話ではありません。
- そんな技術は近い将来、AIに取って代わられてしまう。
AIに取って代わられる心配のない「人間ならではの能力」が養える仕事だな、と思い至ったのです。
結局やっぱり大事なこと
人それぞれ、いろんな価値観で自分なりに評価し、いくつかの中からひとつを選んでいます。
ホームページ制作会社を選ぶのも、同じこと。
- 弊社は「値段で勝負しない」と決めているから、はなから選ばれないことも多い。
- もちろん、値段だけでなく、「実力」や「魅力」で選ばれてないことも多々あるのでしょう。
選ばれないことも大事です。
- それが「弊社の実力」と受け止め、その中で最大限の努力をする。
- 選ばれなかった原因を考え、次回からの営業活動に活かす。
これが、AIには真似出来ない「人間にしか出来ない経験の積重ね」だと思うんです。
これを繰り返すことに「人間の価値」がある。
- 相手によって、
- 相手のニーズによって、
- 相手の表情によって、
臨機応変に対応を変えることも、人間にしか出来ないこと。
「鍛錬」と「臨機応変」が、「選ばれる会社」になるための、結局一番の近道ではないでしょうか。
「AIになんて負けない」これが弊社のモットーです!