弊社のモットー:プロ意識を持つこと、プロと認めてもらうこと

いつから、こんなにも人間は利便性を追求するようになったのでしょうか?

Amazonの「プライム会員」制度について

Amazonは「プライム会員」への入会を執拗に推奨しています。
この「プライム会員」こそ、楽天市場やYahoo!ショッピングとの差別化戦略なんでしょう。
プライム会員(年会費:3900円)のコアとなるサービスは「配送に関する問題」の解消。

個人的には「やりすぎ」のサービスだとは思っていました。

考えてもみてください。

そんなわけで、年会費3900円は決して高くはないけれど、
それでも「会員になるメリット」を感じなかった「プライム会員」サービス。

日本における昨今の配送実態と、相次ぐトラブル

1年間に発生する日本国内の荷物は37億個
一人平均40個/年の荷物を取り寄せたり、送ったりするのですから、相当な数です。

Amazonの「お急ぎ便」に関しては、

その結果、次の「お急ぎ便」の担い手は、盤石な体制の整えられない「小さな運送会社」。

盤石な体制が整っている大手運送業者でもお手上げなのに、小さな運送会社がこなせる筈もありません。
その結果、頼んだものがいつまで待っても届かない、というトラブルが相次いで発生。
本来、通常配送よりも速やかに配送されるべき「お急ぎ便」の商品が届かない。

プロとして仕事をするということ

あくまで、私個人の見解ではありますが、プロとしては失格だと思います。
想定外の事件発生などは除き、プロなら「必ず出来ること」を提供するべきだからです。

プロの仕事を追及している佐川急便や、クロネコヤマトは「出来ない」と判断し、撤退方針を早急に固める。
プロだからこその「受けない」という決断。

であれば、ネット通販のプロであるAmazonも、運送請負業者に窮している以上「プライム会員」制度を見直すべきではないのでしょうか?

とはならないものなのでしょうか。

私のこんな発想は陳腐なのでしょうか?

侮れないAmazonの魅力

そういえば、7月10日(月)は年に一度のAmazon  PrimeDay。
プライム会員限定、30時間限定のAmazonのビックセールが世界13か国で実施されたそうです。
プライム会員にとって、年に一度のビックイベントであり、この日に向けて、PrimeDay貯金をしている人もいるんだそうです。

プライム会員制度、恐るべし。

私も月1回以上利用する平均的(?)なAmazonユーザーです。
だからこそ、Amazonを選んでしまう理由はわかります。何故なら「プライム会員」でなくとも、Amazonの「送料」は他の大手ネット通販サイトと比べ、大きな優位性があるからです。
プライム商品限定ではありますが、

Amazonが意図する「送料の透明化」。一般消費者の嫌なことに焦点を置いた「賢い戦略」だと思います。
だけど、とうとうその素晴らしいビジネスモデルも「配送量の激増」で限界を迎えつつあります

通販の弱点、それは店舗でのお買物と比較すると「送料」がネックになること。
だからこそ、Amazonは「送料」の「透明化」を追及し続けているのでしょう。
しかし、無理に現状のサービスレベルを保とうとすることで、

これでは本末転倒だと思うのです。

確固たる地位を確立できない中小零細企業

弊社を始めとした小さな会社では、このAmazon現象が、日々発生しています。

そこから生まれるのはお客様との「不条理な関係」

お客様の意見が「絶対的に優勢」な状態になると、プロとしての役割は果たせなくなります。
何故なら、お客様に対して

伝えても、聞く耳を持ってもらえないから。

双方にとって「利」はありません。

「プロ」の力量を活かすも殺すもお客様次第。
「プロ」として頼ってもらえることで、私達は最高のパフォーマンスを発揮できるのです。

 

とは言え、お客様のせいにしてちゃいけない。
自戒の念を込め、「プロ」としての様々な技に磨きをかけていきます!

 

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