最近、日本人の大事な感覚が失われつつあることに、「戸惑い」と「寂しさ」を感じます。
日本家具の伝統素材である「杉」や「檜」の現状
先日、日本では「杉」や「檜」といった高級材木が余っているという話を耳にしました。
山は、適度な伐採を定期的に行うことで健全性を保つと言います。
その伐採によって切り倒された「杉」や「檜」が使われることなく、放置されているそうなんです。
その理由は安い建築建材がもてはやされ、外国から輸入されているから。
とても勿体ない話です。
その「杉」や「檜」を有効活用しようと立ち上がった女性がいます。
テレビで紹介されていたのは「誰でも、簡単に、床に敷くことが出来る檜や杉のタイル」。
うろ覚えではありますが、一畳当たり36,000円ほど。
6畳でも20万円を超えるため、「高い」と言えば「高い」のかもしれませが
- お手入れ次第で「永遠に」使えます。
- 「誰でも、簡単に、床に敷くことが出来る」ので、引っ越ししても 再利用が可能 です。
見方を変えれば「安い」ということになるのではないでしょうか。
「価値観」の崩壊
今の日本にはびこる「安さ至上主義」的価値観。
- 「安い」というのは、確かに大きな魅力です。
- 「ない袖は振れぬ」というのもまた、否定できない事実です。
今一度、改めて世の中を見渡してみてください。
なにやら最近、日本は陳腐化したと感じませんか?
- なにかと言えば100円ショップを多用。
→ 連日、100円ショップのグッズ活用がテレビで特集されています。 - 「GU」や「H&M」と言ったファストファッションで流行を追う。
→ お手軽なファストファッションを1年で使い捨てることになんの躊躇もありません。 - 安い飲食店で飲み明かす。
→ 環境問題などを背景に、原材料が高騰する中、20年前よりも断然安くなった飲食店を有難がります。
安いものに飛びつき、限りある資源を粗末に扱う、というこの風潮。
格安航空会社の台頭
加えて、
飛行機もLCCの登場により「安くて当たり前」になりつつあります。
- ひと昔前、中華航空でさえ乗ってはいけない、と言われていたのに、
- 今では、破格の飛行機を躊躇なく利用する人が大多数。
命を預ける覚悟が出来ている、ということなのでしょうか。
連日のように巻き起こる「飛行機内での珍騒動」。
騒動の根本原因は、「パーソナルスペースの狭さ」にあると言います。
何事も「安いのには理由がある」ことを理解せずに、メリットだけを享受しようとしているのですから、
騒動は起こるべくして起こります。
日本の大不況
こんな日常の中で、
- 秩序が乱れ、
- 価値観が崩壊し、
- 人間力が低下する。
ここ最近の「日本は大不況」の真因は、このような人間の「低俗な心根」にあるのではないでしょうか。
それに加えて、出口の見えない将来の不安。
- だから、「安い」ことが不可欠となり、
- 「薄利多売」が横行します。
「薄利多売」とは、「働けど、我暮らし楽にならず」と同義です。
- だから、誰も儲からない。
- だから、国も豊かにならない。
- 誰も幸せじゃない。
結果、不況が不況を呼び、大不況へと突入していきます。
弊社で起こっている「ある変化」
随分と、前置きが長くなりましたが、
最近、お客様から「お金をかけてでも、ホームページをなんとか活用して集客したい」
という切羽詰まったご相談が、ちらほら舞い込みます。
2年前には「お金をかけてでも」という台詞が、お客様の口から出てこようとは想像も出来ませんでした。
- それほどまでに「今、日本は大不況の真っ只中」なんだと改めて実感します。
- 「安売り」してもなお、売れない時代に突入しているということに他なりません。
ホームページの有効活用には「覚悟」が必要
実はひとつ、お伝えしておきたいことがあります。
「ホームページで集客する」ことが叶う日は、時間はかかっても、必ず実現します。
この「集客できるようになる」ということは、ライバルよりも(僅かであっても)上位を目指すということです。
ライバルよりも上位を目指すためには、
- ライバルよりも多くの努力が必要になるということ。
- そして、多くの時間が必要になるということ。
つまり、ネットにおけるライバルの数が「集客できるようになる」実現時期を左右するということ。
- ライバルが少なければ、思ったよりも簡単に攻略できるかもしれない。
- ライバルが思いの外多ければ、いつまで経っても実現できないかもしれない。
だから、業種によって難度は異なるものの、
- 誰でも、
- 一定期間
- 〇〇をやり続ければ
必ず、期待通り集客できるようになる、という確約は出来ません。
- どんなに自分が優秀で、精一杯努力をしたとしても、
- もっと優秀で、もっと努力する人がいれば、
- 結局その相手に勝つことは出来ない。
とってもシンプルな理屈です。
ひとつだけ確実なことは、一日でも早くスタートすべきだということだと考えています。