昨今、世の中の常識が様変わりしています。
個人的に「テレビ業界は盤石だ」と勝手に思いこんでいたのですが、そのテレビ業界にまで 陰り が見え始めました。原因はネット配信番組。
ネットを甘く見ちゃいけない
最近ニュースになっていた「米トイザらスの破綻」。
誰もが「まさか!」と耳を疑った筈です。
子供にとって「夢の国」 トイザらス。
- 色んなおもちゃを目で見て、
- おもちゃを実際に手にとって、
- 「あれも欲しい」「これも欲しい」
と束の間、思いを馳せるそんな空間。そんな子供の思い出さえも奪ってしまうネット社会。
何から何まで、一日中パソコンの前に座っていたら、なんでも完結してしまう。
- なんと、味気ない
- なんと、人情味に欠ける
- なんと、面白みのない
世の中になってしまったのでしょうか。
そして今、テレビさえもネットに凌駕されようとしています。
その結果、一体何が起こっているのかと言えば、テレビ番組の質の低下。
これまで、「数社のテレビ局が提供する番組」に出資していたスポンサーが、
- 数多のネット配信会社に、宣伝のための資本を分散出資し始めた結果、
- テレビ局は資金難に追い込まれ、
- お金がないから、思い切った番組作りが出来ず、
- テレビ番組の品質が低下し、
- 視聴率低下を招いてしまう。
この「負のスパイラル」から抜け出せません。
ドラスティックな価値観の変化
私の推測の域は出ませんが、
- 豊富な資金を武器に、番組制作に 湯水の如くお金を費やしてきた テレビ局各社には、お金をかけずに(いろんな意味で)、高品質の番組を作るノウハウが蓄積できなかった 背景があり、
- 一方で、相対的に資金のないネット配信会社には、これまでのテレビ業界にはなかった、斬新なアイデアや、お金をかけずに楽しませるノウハウが不可欠だった。
この状況を見る限り、この勝負の優位性は、やはりネット配信会社にあると言わざるを得ないでしょう。
これまで、有名な俳優さんや、芸人さんなど、ネット配信番組になど見向きもしなかった人までが、「テレビ番組の魅力の低下」に従い、ネット配信会社に傾倒していきます。
最近よく見かける 明石家さんまさんのNETFLIXの宣伝 に強調されるように。
ご参考:人間、明石家さんま。「NETFLIX」の話
圧倒的な宣伝効果を誇示し続けてきた テレビ業界に訪れたはじめての試練。
インターネットは今後、どのような進化を続けていくのでしょうか。
ユーザーにとっては、大きく拡大した選択肢。
今はまだ、ネット配信番組をテレビで宣伝しています。
さて、今後どうなっていくのか、見ものです。
迫りくる脅威
進化を続けるインターネットの世界。
「ビジネスの在り方」さえ、覆してしまう。
業界によらず、常にアンテナを張り巡らし、対策していなければ、すぐに廃業に追い込まれてしまいます。
私だって目まぐるしく変化する「トレンド」に振り回されたくなどありません。
ただ、「目まぐるしく変化するから」とただ傍観していたら、すぐに取り残されてしまいます。
- わからなくても、苦手でも、好きじゃなくても、
- とにかくまずは「人並みに」ついていく。そんな気持ちが大事だと思います。
- 「負け戦」とわかっていても挑む気持ちが、こんな世の中だからこそ大事だと思うのです。
- 「ネットの世界はわからないから」と諦めていては、先はないと思うのです。
ネットに身を置く第一歩は、
- ホームページ制作であり、
- FACEBOOKやTwitterの開設であり、
- ブログ開設だったりするわけですが、
一方で、
- ホームページを作ればいいというわけではないし、
- ただただ、一生懸命情報発信すればいいというわけでもない。
- 〇〇して、××すれば、必ず成功する、という法則もない。
そういう意味ではインターネット攻略は「ないない尽くし」。
確かなことはひとつだけ。「チャレンジしないと何も変わらない」ということだけ。
それだけでも「取り組む価値」があると思うのです。
迫りくる「脅威」に背中を向けない勇気を持とうではありませんか!