仕事をする上で、一番大事なことは「PDCAサイクルを回すこと」だ。
耳にタコが出来る位、よく聞く話です。
PDCAサイクルとは
言わずと知れた
- PLAN :計画を立て
- DO :実行に移し
- CHECK :その結果を評価し
- ACTION:改善する、あるいは止める決心をする
このサイクルを繰り返すことです。
簡単なんだけど、出来ない。
当たり前のことなのに、大半の人は出来ません。
私が長年お世話になったパナソニックでも、PDCAは大事だ、基本だと言われる一方で
ちゃんと出来ていたとは言い難いのではないでしょうか。
なぜ、当たり前のことが出来ないのか?
個人的見解で大変申し訳ないのですが、
- 反省してる暇がないから
- 反省する「術」を知らないから
- 反省することよりも、成果を求められるから
ここで言う「反省」は CHECK+ACTION を意味します。
「CHECK」と言っても、「うまくいったか」「うまくいかなかったか」そんなことは誰でもわかります。
そんな「誰にでもわかる」ことは CHECK(評価) とは言いません。
「うまくいく」「うまくいかない」は、
評価項目に関して「直結する理由」と「直結しない理由」があいまって生まれる結果です。
だからこそ、正確に評価するには、時間と労力を必要とし、的確に見抜く「術」も必要です。
本当は、うまくいってもうまくいかなくても、振り返り、反省する必要がある。
残念ながらうまくいった時は、そんなことは誰も指示しないし、指示されなければやらないものです。
PDCAを回すと、何がいいのか?
時間も労力も必要となる「反省」。
その割に、誰も評価してくれない地味な取組み。割に合わないから、やる気も起きない。
なんでそんなことしなくちゃいけないのか?誰もがそう考えがちです。
しかし、反省のないところに、次のステップはありません。
同じことの繰り返し。何度チャレンジしても、同じ失敗を繰り返すだけ。
その点、好きなことを無我夢中でやってる人は違います。無意識のうちに、PDCAを繰り返します。
分かりやすい例としては、「ラーメン」やさん。これだけたくさんの人気ラーメン店があるというのに、
まだ、誰も食べたことのないような「究極のスープ」を追い求めて、来る日も来る日も
- P:どんなスープがいいんだろう?どうすればもっと美味しくなるんだろう?と考え
- D:閃いたアイデアでスープを作る
- C:味を見て、何かが違う。何かが足りない。一体何が違うのだろう?
- A:きっとこれを足せばいいんだ、きっと事前の下処理に、この工程を足せばいいんだ。
この仮説検証を自分が納得いくまで繰り返すのです。
これだ!自分だって、食べたことがない。自分が美味しいと思ったスープの中でこれが一番だ!
と思い至るまで、半年でも一年でも、3年でも5年でもとことん時間も手間も費やす。
そして、究極のスープが生まれるんですよね。
何度かテレビで見たことがあります。よくそんなことが出来るものだ、といつも感心します。
つまり、PDCAを繰り返すことで、よりよいものが生み出せる、ということ。
同じ轍を踏まなくていいということなんです。
「反省する」のは難しい
ただ、一般的に日々の仕事の中で「反省する」ということはとても難しい。
なぜなら、原因は多岐にわたるから。
- 人間関係の問題
- 外部環境(例えば、不況だとか天候不良、流行の移り変わり、思いもよらなかった商品の登場など)
- 時間的、経済的制約の問題
- 内部環境(企業の風土、文化など)
他にも色々あると思います。
ラーメンのスープのように一筋縄ではいきません、というのはただの言い訳。
本当は「やる気」の問題。本当になんとかしたいと思っているかどうか?なんだと思います。
出来ない人でも出来る「ホームページ育成」のためのPDCA
少し前置きが長くなってしまいました。
実際問題、大きな枠組みの中でPDCAを回すというのは、難しいものです。
- 「言い訳だ、やる気がないからだ」と言い切られると辛い、その通りだと思います。
- 他にもやらなきゃならないことがたくさんある、それも事実です。
それだけに集中させてくれたら出来る、ということはたくさんあるからです。
でも、ホームページ育成のためのPDCAは、反省出来ない人でも出来るんです。
それはなぜか?
Analyticsという「アクセスログ解析ツール」をGoogleが無料で提供してくれているからです。
もちろん、このツールの攻略本が何冊も出てたり、セミナーが開催されるなどしているので、
誰もがすぐに、簡単に使いこなせるツールではありません。
弊社でも、全ての機能を把握できているわけではありません。
簡単なこと、わかりやすいことから始めてみる
大事なことは、簡単なことから始めてみるということ。
何故、このツールをGoogleは無償で提供してくれているのか?
私の個人的な見解ではありますが
- だって気になるでしょ?という親切心
- ちゃんとホームページの閲覧状況に関心もって、より良いホームページにしなさいよ、というGoogleからのメッセージ
- Googleは「評価は出来る」けど、「ホームページをなんとかしてあげることは出来ない」から、せめてヒントをあげる
そんな感じではないでしょうか?
要約すると、
- ホームページ作った以上、
- 世間の評価気にしながらPDCA回しなさいよ。
- それだけの材料は用意してあげましたよ、と。
本来なら、
- 毎日の膨大なアクセスログを取得し、
- そのアクセスログを加工し、
- 目で確認できる状態(グラフや一覧表)
にするなどの手間が伴います。
そのとても面倒な作業をGoogleが代行してくれています。
だからこそ、活用しない手はありません。
なにやら、ちょっと興味わいてきませんか??
続きは Analyticsを見始めるとやめられなくなる をご覧ください。