がむしゃらに、前へ前へと突き進む、ということも大事ではありますが、
定期的に「やってきたことを振り返る」ことはもっと大事だと思います。
弊社ホームページのリニューアルオープンから3ヶ月経って
昨日、ひとつの節目であった「3ヶ月経過」を機に、これまでの取組み総括を行いました。
「取組み総括」を通じて、明確に認識できたことがあったので、今日はそのことを記しておきたいと思います。
私自身、この会社のメンバーとなり、ホームページに深く係わるようになってもうすぐ2年。
私自身の「ホームページ歴」はとても浅い。
一方で弊社のホームページ歴は20年弱。それなりの歴史があります。
私がホームページに関わるようになって間もなく、
「ホームページは作るだけでは意味がない!」と思い至ります。
弊社社長も、「ホームページを作るだけでは意味がない!」ことは、とうの昔に気付いており、
どうにかして、「ホームページ活用サービス」を提供したいと思い続けてきたのです。
この考えに思い至るのは、ホームページに関わった期間ではなく、今のホームページを取り巻く環境であろうかと思います。だけど、どうしてもサービス化出来ない。
その理由を、彼女はこんな風に考えていたのです。
- 目に見えないサービスを、お客さんは受け入れてくれない
- 「何を」「いつまでに」「どうする」のか、言葉で明記出来ない
- そんなことから、価格も決めようがない
それらの「言い訳」を聞いた時、私は「表現力」や「論理的整理」の問題だと思ったことを、今でもはっきり覚えています。
実際にやってみてわかったこと
この3ヶ月、「ホームページ活用サービス」として提供していきたいことを、具体的に弊社ホームページ上で実施してみて、自らの愚かさに気付くこととなります。
サービスとして提供出来ない理由は、
- 「表現力」や「論理的整理」の問題ではなく、
- 「具体性の欠如」という根本的な問題
だったということ。
- ホームページを有効活用するためにやるべきことは「ぼやっ」とわかっている
- だけど、それを実行するのは、そんなに簡単なことじゃない
- 何より、労力、モチベーションが不可欠で、即効性も期待できない
- だから、価格設定は考えれば考えるほど高くなってしまう
確かに「ぼんやりした」「即効性のない」「高い」サービスなど、受け入れられる訳がない。
裏を返せば、はっきりと原因が浮かび上がります。
- 実際にやってみてないから、「ぼやっ」としている
- 「具体的に何が、どのように、変化していくのか」を明確に把握できていない
- 即効性はなくとも、即効性を補う「途中段階」の評価基準を持っていない
- 「何を」「どのように」「どんな頻度で」行うと、どんな変化が期待できるのかが明示できないから、価格が決まらない
この4つの問題を解決できれば、サービス内容が明確になり、提示できるようになるということが判明。
そして、勘違いを猛省
- 急がば回れ
- 慌てる乞食は貰いが少ない
- 下手の考え休むに似たり
先人の教えは素晴らしいですね。
「やるべきこと」をやらずして、解決策は生まれない、と言うことです。
ついつい、頭でわかっているつもりになっていると、「出来る」と勘違いしてしまいます。
でも、実際にやってみたら、「思っていたこと」とは違う事実に遭遇することになる。
結局頭でなんとなく理解していることなんて、
- 役に立たないし、
- 人に納得してもらう力もない
ということなんです。
出来ると思っていたことを大いに反省するきっかけとなったこの3ヶ月。
とても大事な3ヶ月であり、弊社が脱皮するためには 必要不可欠な時間 だったのではないでしょうか。